ババ抜きが得意技の評論家
またぞろ、株式市場が過熱し過ぎているという記事が、新潮で掲載されているようだ。一方では、来年には日経平均は59,000円くらいまで上昇すると煽り、返す刀で株価の過熱を記事にする。評論家にとっては、どちらに転んでも良いようにセーフティーゾーンを設けて、記事を書いているのだろう。 こうやって、株価は上がるぞ、上がるぞと煽って、新規に株を購入する層を引き込み、高値を目指す。そして、その次に少し株価が下がると、株は過熱気味と煽って狼狽売りを引き起こし、自分達だけが儲かるように立ち回る。いつもの手法であり、これが彼らが仕掛ける、自分たちが安く買って、高く売り抜けて、利益を確定させていくための広告のような記事ともいえる。 まぁ、週刊誌が株価のこれから最高値を目指すとか、過熱気味とか書いている当面の間は、株価はいったり来たりしながら、安定圏での推移を図るのだろう。これが、週刊誌を含めて男性月刊誌とか、漫画雑誌とかにまで今株をやらないと資産を作ることはできないとか、言い出せば少しは用心をしないといけないのかもしれない。というか、暴落の時は静かに、前触れなしにやってくる。誰も知らないままに、何の前兆も見せずに、ある日突然に何故か株価が急落し、売りが売りを呼び、更なる狼狽売りが株価の下落を急加速させる。 ライブドアショックの時も、リーマンショックの時も、バブル崩壊の時も、この世の春と多くの人が宴を楽しんでいる真っ最中に、突然にやって来た。そして、株を売ろうにも売りが強すぎて結局売れずに、ただ無情に時が過ぎていくだけだ。ようやく株が売れたころには、自分が高値掴みをしており、”半値、八掛け、3割引き”といった状況になっている。 アメリカFRBの動きや、トランプ関税を契機とした暴落が上記の記事では書かれている。日銀は、どう動くだろう?おそらく、総裁の骸骨植田氏は今回も、「実体経済をしっかりと見て」とか、「賃上げの動きが定着しているか」を見極めたいとか言って、金利を据え置くことだろう。その結果、円安やさらに進行して、日本の価値は地に落ちてしまうことになるんだろう。高市総理が責任ある積極財政といって、経済成長で日本の復活をしようとしても、そのスカートの裾を植田氏が踏んでいて、まったく経済の活性化が起きない。それどころか、円安で物価上昇が急激となり、悪いインフレによる経済の悪化がより重症...