回転こそが重要なんだ
昨日までの、寒の中休みも終わってしまったのか、今日は朝から冷たい風が吹いている。気温もそんなに上がっているようには感じられず、部屋の中にいても結構寒い。大晦日と年始は本格的な寒波が日本列島を覆うそうだ。雪不足を言われている地域にも、がっつりと雪が降り注ぐそうだ。ホワイトクリスマスならぬ、ホワイトニューイヤーといったところなのだろうか。
12月度の卓球教室の最終レッスンが終わてしまっており、練習するにも一人でやるしかあてがない。一人でできる練習って、素振り程度しかなさそうである。しかし、素振りをしていてみても、それが正しいフォームなのかどうなのかもわからない。もし間違ってたままなら、変な癖がついてしまうのであまりやりたくはない。
それでも、なんらかの練習をしてみようと考えて、一人で出来そうなサーブを練習することにした。といっても、卓球台もないので、仕方なく廊下でサーブを出す練習をすることにした。廊下なので、そんなに幅はないけれども結構な長さはあるところでサーブの練習をすることになる。
まずは、下回転サーブが出せるように練習をしてみる。卓球台がないので、自分の立ち位置から1メートル弱の所くらいに球がバウンドするように下回転で球を送り出す。大体、これなら、ネットの30センチくらい前に球が落ちるのと同じくらいの距離になるのだと思う。この辺りに第一バンドを落とせるように、慎重にサービスを出すように繰り出す。最初は長かったり、短かったりしていたのが、何とか狙いの場所に落とせるようになってくる。しかし、思ったほど下回転はかかっていないように思える。回転を強くしようとすると、またまた距離が長くなり、距離を合わせようとすると回転がおろそかになる。この辺がとっても難しいところだ。もう気長に、距離と回転のバランスを取りながら、じっくりと練習するよりほかはなさそうだ。
どうしても距離を考えてサーブを出さないと、すぐにネットに引っかかることになるだろう。回転を考えずに、ロングサーブを出せば相手コートには入るけれども、スピードも回転もないので、これは本当に相手にとってサービスをしてしまうことになる。極力、回転を掛けることが必要なんだと思う。コーチから回転を掛ける時には、下に向けて素早く振るという風に言われた。また、別のコーチはラケットを後ろに引く時の反動で前へラケットヘッドを動かせとも言われた。しかし、下に向けてサーブを打つと高いバンドになってしまう。ラケットヘッドを動かすと、トスに当たらなかったり、ホームランのようにはるか向こう側まで飛んで行ってしまったりする。まずは、回転だけを考えて、回転量を極力増やすことに専念することを、この教室がない期間中の練習の目的としていこうと思う。味気のない作業とういうか、練習だけれども、なんとか毎日少しでもラケットを振って回転量の多いサービスがが出せるようになりたいものだと思う。
ラケットを球に薄くあてて振り抜けば、下回転のサーブが出るのだと思っている。なるべく薄く、球にラケットを充てるために、水平ではなく少し上向き(後ろから前へラケットを少し斜め上方向にして)ラケットを振るようにしてみた。これで、少しは回転がかかるようになって、球は少し自分の方に戻るような動きをしだした。しかし、ラケットを少し上方向に振るため、ネットをはるかに超えてしまうくらいの距離まで飛んで行ってしまっている。これではサーブにならない。自陣で一度バウンドする必要があるので、もっと低く短く飛んで、その後にネットを超えなくてはならない。σ(-"-) の場合、まだまだラケットの握りが強くて、薄くもあたっていないのだろう。きっと、ラケットが球に当たる瞬間に球に対して当たるように起き上がっているのかもしれない。とにかく、球にラケットが薄くあたると、ゴムだけのひくい音が鳴るように思う。球が飛びすぎる時は、ラケットの木の部分にまで当たっているような高い音が鳴っている。なるべく、低いゴムの音だけとなるように、再現性を求めて、薄く、薄く、薄くラケットを振るように繰り返している。
サーブだけでなく、フォアのドライブを打つ時も、ツッツキをする時も、回転を掛けることが必要になって来るんだろう。どうも、最初の頃はフォアの打ち合いをしていても、カン、カンとラケットの木に当たっているような高い音を鳴らしながら練習をしていた。コーチの方々は、そんなカン・カン音を立てずに打っているのに、σ(-"-) が打つとやかましいほどカン・カン音が鳴っていた。そのころは、力加減によってどこに行くのかは球に聞かなければならなかった。少しカン・カンという音が少なくなってきて、ようやく相手コートに球がはいって、相手との打ち合いが続くようになってきた。多分、回転を掛けることが卓球の要点なんじゃないだろうかと、密かに考えている。卓球の難しさはこの回転にあり、回転があることによって奥深さが出てくるんじゃないかな、なんて感じている。
新年の卓球教室に行くまでには、なんとか下回転サーブの切れ味を増すことができるように、地味だけれどもじっくりと練習をするより他はないのだろう。いつもは、右横回転サーブしか出せないので、この休み期間中に新たに確実に入れることができる下回転サーブを身につけたいものである。
人がしているのを見ると、簡単そうに見えるんだけれども、実際にサーブを出すとなると、いらないところに力が入っているのか、どうもうまくいかない。そのうちにトスをしている球を、タイミングよく打てなくなったりして、一進一退を続けている。なんとも、サービス一つとっても卓球は奥深いものだ。なんだか、見ていると簡単そうに見えても、その実、とてつもなく細心の注意を払わないといけないという事がわかってくる。あせらずに、ゆっくりと練習していくことにしよ~~っと。






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