国宝ならぬ国保でこけた
冬至も過ぎて、いよいよ太陽が南回帰線から戻ってくる。太陽が近づいてくるにしたがって、徐々に寒い寒い冬も緩んでくることだろう。今は日の出が7時くらいだけれども、これからは徐々に日が長くなることだろう。
今年は歌舞伎の女形を主役にした、映画の”国宝”が大ヒットをした。この映画は喜久雄と俊介という二人を主人公に据えて波乱万丈の人生を描いている。栄光と引き換えに様々な代償を背負った”美しき化け物”となってしまう。舞台に自分の人生をささげる、そして、まさに人生は栄枯盛衰なのだろう。
この”国宝”が流行っている年に、”日本維新の会”が”国宝”ならぬ”国保”であらたな舞台の幕開けをしてくれた。流石は”日本維新の会”、抜かりないというか、肝要なところを外さない天は日本一やわ~
そもそもが、”日本維新の会”共同代表のイソジン吉村氏は、議員定数削減法案が進まないことを”茶番劇”呼ばわりしていたけれでも、その定数削減ができなかった責任を野党に擦り付けるやなんて、ほんまに茶番劇を自分で演じるなんて分かりやすい手法を使う、素直な政党やとほめてあげるよ。もっとも、”副首都構想”で民意が反対している大阪都構想の実現が鎧の下からチラチラすけて見える”日本維新の会”の思惑がある限り、連立からは離脱できないと足元を見られても、与党であろうとしがみついている”日本維新の会”はほんまに粘り腰が強いなぁ。
確か、最初は”政治とカネの問題”に切り込んでいたのに、突然”議員定数削減”へとハンドルを切って、論点をはぐらかしている”日本維新の会”さんは、ほんまにわかりやすいことをしてくれる良い党だねぇ~
ついでに、議員削減法案ではイソジン吉村共同代表は「連立離脱しても知らんで、と言え」と党内で号令をかけたと報じられている。
さらに、一般社団法人を隠れ蓑にした脱法ビジネスに手を染めて、理事に名を連ねてわずかな報酬を得て働いているように体裁を整えることにより、国保から社会保険への切り替えにより、保険料を大きく下げるなんていうことを、維新の議員サマがやっておられる。ほんま、「身を切る改革」という錦の御旗は、他人の身を切ることと示してくれる、なんとも正直な政党やわ。まさに、ダブルスタンダードを自ら演じて見せてくれなんて、素敵だねぇ。
もう、イソジンの頃からなんかあると、切れたような目つきと関西人特有の声の強さで押し切る。”身を切る改革”はお題目であり、今回の連立への要件も見事に論点軸をズラしたのは、弁護士ならではの口達者で、普通の人の理解の範疇を超えても知らん顔ができる顔の面の厚さは、特筆できるほどのものがありまっせ~。なおかつ、絶対条件のはずの法案成立も、内部では連立離脱の宝刀を抜くように指示しながら、総理と面談したら手のひら返しで、総理は法案提出をした約束を守っているから離脱をしないと、マッチポンプのお手本を見せてくれる素敵な方やなぁ。
ほんま、与党として連立したのに閣僚を出さなかったのは、自分たちは責任は取らへんけども、相手さんの弱みにつけこんで自分たちの要求は通すためだけの手段にするためなんやね。”身を切る改革”も政治とカネの不透明さや制度の抜け穴をした時の、言い逃れをするための免罪符なんやな。こうやって、改革を装いながら、裏ではグレーゾーンぎりぎりを渡り切っていく、法律家としての矜持を示してくれている”日本維新会”さんは、いかに看板を利用して延命するかのお手本を示してくれている先生サマたちですなぁ。
毎度毎度、国民の期待を裏切るように論点の軸をずらして”自分達だけの論理”で物事を進める手法を、国民に見せてくれる”日本維新の会”とイソジン吉村はんは、ほんまようでけた組織とお人どすなぁ。政治改革妨害を一丁目一番地にしはっているみたいなんやが、もうそろそろお役目も終わったことやし、退場しはったらどうでっか、イソジン吉村はんとそのお仲間はんたち。


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