白昼夢 腹黒たちの悪辣な談義
寒気が入り込んできているらしく、昨日とは一転して寒い一日となった。結構厚着をしたけれども、そこはかとなく寒さを感じる。昨日までの気温との寒暖差が大きいので、余計に寒さを感じるのかもしれない。こうやって、本格的な冬の季節に向かって進んでいくんだろうな。
涼しくなって、午睡の時間も気持ちよい寝心地に襲われることが多い近頃なのに、おぞましいこんな夢をみた。
どうも、夢の始まりは首相官邸でいろいろと策略を練っているような場面のようだった。サナエ総理大臣と側近たちの会議が知恵を絞っているようにも見える。そういや、サナエ総理大臣の知恵袋であるイヤナちゃんもいるようだ。
サナエ総理大臣「わたし、来年の総裁選で勝ち抜いて総理大臣を続けるわ。」
側近「ぜひ、サナエ総理大臣に続投してもらいたいです。」
サ「それにしても、イヤナちゃんの影響がね・・・」
イヤナちゃん「もう、私大臣やめることにします。ワシがやめたら、悪いうわさも忘れられるでしょうし。なんせ、人のうわさも75日っていいますから、大丈夫ですよ。」
サ「あんたが、それを言うか。ほんまに、私に恥かかせるな言うてるやん、もう。」
一同、沈黙のまま針に筵の時間が過ぎていく・・・
サ「問題は、閣外に出ていった林氏と若手のホープと言われるコバホークよ。」
側近「林氏は閣外に出て行ってるので少し置いておいて、この際、コバホークの芽を摘んでおくのが先決かと・・・」
サ「なんか、良い手あるん?」
イヤナ「あの~、ワシの後任の大臣にコバホークに近い武部を後釜にすえるっちゅのはどうでっしゃろ?」
サ「なんで、あんたの後任に武部を・・・」
イヤナ「コバホークの親衛隊みたいな奴でっしゃろ、武部って。ワシ、委員会で一緒やからあいつのヤバい話を一杯知ってまんねん。」
サ「で・・・」
イヤナ「アイツを農林水産大臣にした暁には、あいつのヤバい話をリークして、コバホーク一派を一網打尽に壊すんですわ。(これで、農林政策のライバルをつぶせるしな一石二鳥じゃわ、へへへ。)」
サ「うまい事行くん?」
イヤナ「任せてください。ワシ、あいつの選挙違反すれすれの話を週刊誌に持っていきまっさかい。これで、コバホークも手足がもがれて動けんようになりまっせ。」
サ「これ以上、私に恥かかせんといてや。ほな、私は武部が政策通やということで大臣に任命するから。後はくれぐれも、自分でするんやで。」
イヤナ「へいへい、ほな早速寄付金疑惑について、あることないこと週刊誌にしゃべってきまっさ。」
サ「これで、一人対立候補を減らせたら、ヤナちゃん復活させたげる。知恵袋はいくつあっても足りんからなぁ。シンジローは能無しやからどうでもええのよ。あとは林やな。ウフフ。」
こんな話があったんか、なかったんかは知らないけれども、その後は武部大臣の疑惑は次々と暴露されていった。どこからリークされているのかを、コバホーク筋が調べたら、なんと官邸からの情報であることまで判明し、コバホークは顔面蒼白になっちまった。サナエ総理大臣が自分を標的にして、次の総裁選の準備をすでに始めていることと、自分に対する宣戦布告であることを悟ったのだ。このあとは、サナエ総理大臣もコバホークも、自陣営のトカゲの尻尾(ヤナちゃんとスケベ)切りに専念しながら、来年9月の総裁選に向けて突っ走り出したのだった。
名は体を表すというけれども、やっぱり、イヤナ人はどこまで行ってもイヤナ人だった。あまりにも下衆な遣り口なので、ぐっしょりと寝汗をかいて目が覚めてしまった。ほんと、‘‘講釈師見てきたような嘘をいい’’という言葉通りの、政治の舞台裏のとんでもない夢を見たもんだ。こうやって、人を貶めるんだろうなぁ、って思いながらも、さもありなんな遣り口でもあるのかもしれないな。





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