リバランスによる売り

 とうとう台風8号も発生して、ダブル台風が日本に向かって北上中だ。おかげで、九州地方には線状降水帯が発生して、警報級の大雨が降っているようだ。今週は台風の影響で雨降りが続き、週末には台風が上陸する可能性がでるようだ。この時期に、台風が上陸するなんてかつてでは考えられないことだ。




先日、Yahooで記事を読んでいると、”JPモルガンが1650億ドルの株式売却の警告”というのが目に飛び込んできた。1650億ドルね・・・ってことは、日本円でいうと・・・・・なんと、24兆円の売却(ガクブル)えらい多額な売りが控えているってことやね~。なになに、来週って・・・う~ん、6月の最後の最後に多額の売りが発生するっていう事やね。


で、調べてみると機関投資家ともいえるところが「リバランス」を実施するための売りが発生するという事らしい。なんらかの悪材料が出ての売りではなく「株が上がり過ぎたので正常な姿を目指す」ための機械的な売りが発生するということらしい。それでも、規模が規模なだけに、マーケットでは一時的な波乱要因となることは必至だ。

今年は、特にテクノロジー系の株が中心となって株式が大幅に上昇したために、多くの機関投資家のポートフォリオにおいて株の比率が目標値に対して大きく上回ってしまった状態となっているのだろう。そこで、6月末の四半期末のタイミングに合わせて比率を正常化するために、一斉に株式を売って調整する動きが起きるという事は容易に想定できる。


はてさて、それでは誰がこんなに多額の株式を売却しようとしているのだろうか。おそらくは米国の確定給付型年金基金が主役だろう。そして、日本のGPIFも売却に走るだろう。この中で気にしなければならないのが日本のGPIFだ。巨大ファンドである日本の年金を運用するこのGPIFが、世界の株式市場で600億ドル規模の売りに走る可能性があることだ。これは、日本の投資家にとっても見逃すことができないインパクトが走る可能性がある。

しかも、FRBは先だってのFOMC会合で利上げの可能性を示唆しており、株式においては逆風が吹いている状況である。さらには、AI関連株への極度の集中はこれまでも言われている状況であり、リバランスによってこれらの銘柄に売りが集中するとなれば、下落幅はさらに増幅されていくという事も考えられる。その上に、6月末はただでさえ機関投資家が一斉に動くために、マーケットの流動性が低くなりやすいものだ。ここに大きな売り注文が出てくると、通常よりも株価は大きく動く可能性は否定できない。以上を考えると、マーケットは大きく下げてくるリスクをはらんでいるといえるだろう。


しかし、今回市場が大きく下げたとしても、狼狽して動いてはいけない。今回の調整はあくまでも機関投資家のリバランスが発端であり、経済の悪化が要因ではない。値が下がったといって、あわてて売却をしないことだ。四半期末ごとに起こりうる通常の調整であり、たとえ大きく下げたとしても、下落のあとには回復することも多いのが通常だ。ただ、値動きがいつも以上に大きくなることには留意をしておいて、冷静な判断をする必要がある。他人に乗せられて、市場の動きについていってしまうと、とんでもない判断ミスをするかもしれない。「人の行く裏に道あり、花の山」となるのか、他人にのせられてドボンしちゃうのか、ここはひとつ自分でよく考えるところではないだろうか。

コメント

このブログの人気の投稿

移転するんですって

名店が帰って来た Me B.B.Q

ぽつんと一軒家