株式投資成功の秘訣
昨日の夜は春の嵐ともいえる、激しい風と雨が降り続いていたけれども、朝にはすっかりと上がっていた。近頃、雨の日が続いていると思っていたら、早くも鹿児島奄美地方の梅雨入りが確認されたようだ。ようやく桜の花が咲いて春になったと思ったら、早くも梅雨入りだなんて、えらい気の早い話になってきた。また、5月になったばかりなのにね。この分だと、今年も暑い夏が長くなりそうだ。気象庁も、「酷暑」の設定を急いだはずだわ。
12日と言われるゴールデンウィークの中日に当たるような日である。しかし、通常のカレンダー通りの職業の人からすると、もうゴールデンウィークの終盤と言えるだろう。この長い休暇中に、円が乱高下したり、株価が下がったりしたら、投資をしている人達にとっては目も当てられない状況に陥ることだろう。なんせ、日本市場が開いていないから、ただただ値の行方を指をくわえてみていくしかない状況に追い込まれる。
政府が円安への介入をしたのも、そういう意味では日本市場が開いていない5月のゴールデンウィークを狙っていたのかもしれない。乱高下を避ける、円買い介入の効果を少しでも持たせる意味合いがあったとしても不思議ではない。
それにしても、日経平均は60,000円を挟んでの高値圏で推移している。日本企業の決算の状況からすると、高値圏に行き過ぎているのではないかと思えるほどだ。得てして、こういう時には金融系の評論家は、日経平均はまだまだ上がる、いまこそ日本株買いだと煽ることだろう。評論家が買いを推奨する頃は、ほとんどが高値圏で、それ以上の上昇が見込めない時ほど「買いだ、買いだ」と囃し立てる。
そういえば、バブル経済に沸いていた当時の日本も、多くの週刊誌を含めて評論家たちは、これから日本株がますます高値を目指すと囃し立てていた。しかし、日経平均株価はその後30年以上、当時の値を超えることはなかった。そして、ようやっと日経平均が当時の高値を超え、さらなる高みに向かってきた。しかし、もはや高値圏ともいえる状況ではないだろうか。それでも、評論家たちはオルカンやSP500よりも、これからは日本株が値上がりすると囃し立てている。そして、あろうことか少額の資産を180倍ほども増やしている人にスポットライトを当てたりしながら、多くの(何も知らないであろう、善良なる)人を、投資の世界に引きづり込んで、新たな金蔓にして虎の子の貯金を巻き上げようという魂胆を企んでいるようだ。
こんな連中に付き合っていると、高値で株を買い、安値で株を売るという、まったく真逆の行動を強いられることになる。そもそも、そんなに簡単に儲かるような美味しい話を他人様に安々と教えるわけがない。「禍はいつも幸福の仮面をかぶっている」のだ。あたかも、あなたのためを思ってという態をしながら、その実は自分の利益を最大にするために、その人のお金を狙っているというのが、大方のオチである。
投資について、何も知らない善良なる人と呼ばれる人は、安易に投資に手を出して、お金が簡単に増えるわけがない。投資をするなら、それなりに情報を集め、分析し、研究をしつくしてからでも遅くはない。他人の言葉に乗せられて、安易に投資して損を出しても、その人が補填をしてくれるはずなどないのだ。「投資は自己責任」と言われる所以である。命の次に大事な虎の子を、易々となくさないためにも、くれぐれも他人に乗せられず、自分の目で確認し、自分で納得してから行動するくらいでちょうど良い。昔から、相場に携わる人は”ざるそば”は食さないらしい。なんでも海苔がそばに乗っているからだ。人の意見に乗るのではなく、自分の考えに従うという事を教訓として常に思い起こすためにも”盛そば”しか食さないんだそうだ。
かつて、”マネーショート”という映画をみた。サブプライムローンが引きかがねとなるリーマンショックによる株価暴落のお話だった。主人公は自分の研究成果を信じて、株の暴落にかける物語だった。周りからは、変人扱いされながらも、自分を信じる。この姿勢こそが投資の醍醐味であり、時間はかかるものの大成功というか大儲けできる秘訣なんだと思っている。
この連休は、市場の過熱をじっくりと見ながら、自分の頭を冷やす期間ととらえて、自分の考えをまとめる貴重な時期ととらえるのが一番よかろう。





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