にほん昔話 特大のブーメラン
昨日は、この地方で夜のイベントである夜市が行われた。毎年、この時期の一大名物である。σ(-"-) いったことがないので、どんなもんなのかはわからない。花火大会とかも行われたんじゃないんだろうか。有名人も出演するとか言っていたもんな。とにかく、天気がよかったので、多くの人が夜市に行ったのではないかと思う。
論語、論語、談合・・・あっ、言い間違えた。
Long Long Ago そう、昔むかし日の国にサナエ婆さまおばあさんがいたそうな。
サナエ婆さんはその村では女性初の総理大臣となったんじゃ。なにしろ、サナエ婆さんの口先から生まれだす言葉は威勢がよく、いかにも行き詰った社会を打開できるように思えたのじゃ。ところが、サナエ婆さんが「責任ある積極財政」「消費税の減税」と口を開くたびにその村の貨幣である‘‘円’’はドンドンと安くなっていくばかりじゃった。それでも、サナエ婆さんは「円安の動き」に対して全く意に介さなかったのじゃ。
円安が徐々に徐々にと進行している。このまま進むと、かつて藤巻健史氏がいっていた円の暴落が本当に現実になるのだろうか。そういえば、ふた昔ほど前には藤井厳喜氏が円の価値が下がっていき、新円への切り替え論を唱えていたこともあったな。
すでに、円は164円をめざしており、時期に165円を目指しそうな勢いだ。それに対して、高市総理はなにも手立てを打とうとはしていないようにみえる。片山財務大臣は、口先では牽制をしているように見えるけれども、実際には介入などする気がなさそうにも見える。ひょっとすると、1ドル80円くらいの円高の時にしこたま市場介入していたので、今の相場からすると当時の倍以上の資産となっているはずだ。高市総理大臣は、日本の保有資産が倍増したので「ホクホクのウハウハよ~」とかいって喜んでいるのかもしれない。
目先のことだけはわかるけれども、。中長期的な国民生活のことや経済政策のことは全くわからないのではないだろう。今はとにかく、急に落ちてしまっている内閣支持率を上げることが目先の重要課題だったそうな。サナエ人気がなくなると、求心力が遠心力となり、自分の地位が危うい。そのために、国民会議ではまとめられなかった‘‘食品の消費税を1%に下げる’’ことを一日で決めた。さらには、財源が不透明といわれており、さらに円安が進行しそうなので、さつき婆さんに為替介入を命令した。おかげで、なんとか5円ほどの円の力を回復することができた。
問題は為替介入するとかの小手先の小細工ではなく、根本的な解決がなされていないことだったそうな。そりゃそうじゃわ、サナエ婆さんはその場しのぎをすることしか能がなかったのじゃ。まぁ、言ってみれば‘‘その場の雰囲気をを読んで、その場しのぎをあたかも自分の手柄のようにする’’ことで、今の地位に上り詰めたのじゃからなぁ。なんせ、自分に対する自信過剰であり、その場その場の自分にとっての利益を判断の基本にしていくという性格は生まれ持ったもので一切変わることはなかったのじゃ。さらに悪いことには、人嫌いで論議ができない。そのくせ自説には根拠のない自信を持っており、こだわりまくっていたそうな。
あろうことか、為替介入はその日のうちに2円ほども円安へと向かう結果となり、市場の動向を変えるには至らなんだ。そこで、サナエ婆さんはトラちゃんにもお願いして、トラちゃんの懐刀のベンちゃんに、さらなる為替介入をしてもらったそうな。ベンちゃんも、トラちゃんの指示なので忠実に為替介入を行い、戻しつつあった円安をさらに5円ほど円高へと誘導することに成功した。
それでも、市場の円の動きを変えることはできずに、ジリジリと円安は進行していった。その結果、輸入品の価格はドンドンと上昇し、未曽有の物価高に見舞われることになったそうじゃ。結局、食品の消費税を1%にはしたものの、物価上昇がその消費税分を飲み込んでいったので、村民たちにはなんの恩恵もなかった。そして、2年後には食品の消費税が8%に戻ったので、物価高と増税のダブルパンチを受け、以前以上の物価高となり村民の生活はますます苦しむこととなったそうな。
サナエ婆さんは、目先のことだけなら対処できるけれども、根本的な解決策やら、その先の2の矢、3の矢を繋げていくという具体的なことを考える能力も欠如していたんじゃ。できることは、とにかく華やかでカッコよく見える派手な行動だけだったんじゃ。そして、政権が窮地にたたされると、多忙で睡眠時間も削っているとアピールして、周囲の同情や理解を得ようとするアピールだけが得意なんじゃ。
あろうことか、サナエ婆さんは本来なら、2年後には‘‘給付付き税額控除’’にするというところを、得意満面の顔で「責任をもって私が引き下げた食品の消費税を元に戻します。」というてしもうたんじゃ。給付付き税額控除に移行するために、消費税を引き下げたはずが、制度変更のことがすっかり頭から抜け落ちてしもうた。市場に対しても、財源が明らかでないばかりか、その後の財源の不安からますます円安誘導に動くことになってしもうた。サナエ婆さんは、自分で墓穴を掘ってしもうたんじゃ。本来ならすぐにでも‘‘給付付き税額控除’’の制度設計に取り掛からなければ、村民への制度説明やら周知期間が足らなくなるのは当たり前のことなのに、そんなことすら考えることができんほどの能無しじゃたんじゃ。
それでも、サナエ婆さんは「丁寧な説明」とか「村民の意見を尊重」と、やりもしないお題目ばかりを並べ立てたんじゃ。もう、誰もサナエ婆さんの言うことを聞こうともせなんだそうじゃ。結局、サナエ婆さんは赤字国債を発行して、村の財政を悪化させるだけ悪化させてしもうた。おかげで、円は売りに売られてアホノミクスのころの半分以下にまで村力を落とすことになってしもうた。そして、あれほどすり寄ってきていた人たちは去っていき、一人寂しく失意のまま退陣したんじゃ。その後、「サナエ婆さんは能無しの人」「やはり寝ないと仕事はできなくなる」「丁寧に説明するという人ほど議論をないがしろにする」ということを証明する格好の題材となったそうな。皆も、言葉には力があるんじゃから、しっかりと自分を磨いて、身の丈にあった発言をしないと何時かは自分の言葉で動きが取れんようになるんじゃぞ。ブーメランは自分に返ってくる。その時は、自分が投げた以上の力をもって自分を攻めることもあることを覚えときなされや。くわばら、くわばら。







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