飛行機搭乗の新しいルール

 天気予報よりも天気の崩れが早く来てしまい、ポツリポツリと雨が降り出している。やっぱり、梅雨時だけにそうそう天気の良い日が続くわけもない。これから、夜半に向けて雨が降り続くそうだ。それでも、明日の明け方には雨はあがるらしい。




今年は飛行機関係のルールが大きく改変されている。一番困るのは、ANAのステータスが大きく変わってしまったことだろう。年間で300万円以上のクレジットカードでの使用がないと、現状のステータスを維持できないように制度変更されてしまった。(デルタのスカイチームは確か年間150万円だったはずだ。)せっかく、苦労してANAの上級会員ステータスを獲得した人たちも、これではステータスを維持し続けるのに大変なことだろう。もっとも、ラウンジやら搭乗手続きの込み具合を考えると、さもあらん変更であり仕方ないかなとも思ってしまう。


さて、飛行機への搭乗において今回の変更で一番気をつけないといけないことは、モバイルバッテリーの取り扱い基準ではないだろうか。リチウムイオン電池に関する発煙やら発火のトラブルが増加したことにより、国際民間航空機関が安全基準を緊急に改定したことによる措置だ。

まずは、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、ワット時定格量160Wh以下のモノで一人2個までと制限された。(160Whとは消費電力160Wの機器を理論上1時間、80Wなら約2時間、40Wなら約4時間連続で動かせる程度の電力のこと。スマホなら機種にもよるけれども、おおよそ3~5回程度のフル充電ができる容量感と考えられる。)


つづいての変更点は、飛行機内でのモバイルバッテリー本体への充電が禁止となった。航空機内の電源などから、モバイルバッテリー自体へ充電をすることが一律で禁止事項へと変更されている。

更なる変更点は、航空機内において、モバイルバッテリーからスマートフォンなどの他の電子機器へ充電することが禁止となった。そのため、スマートフォン等の充電が必要な場合には、航空機内に備え付けられている電源を利用して充電する必要がある。

なお、モバイルバッテリーを預入荷物に含めることは、従来から禁止されているので機内への持ち込む必要がある。これは、時々手荷物検査で引っかかっているパターンを見かける。その場で、あわててスーツケースをひっくり返して、モバイルバッテリーを手荷物へとしている人をよく見かける。あわててスーツケースを人前で広げてモバイルバッテリーを探す失態を犯さないためにも、かならず機内へ持ち込む荷物に入れておきたいものだ。


そして、機内にモバイルバッテリーを持ち込む際にも、細心の注意が必要だ。第一にモバイルバッテリーの端子に絶縁テープを貼る、収納袋に入れるなどのショートを防ぐ措置を取る必要がある。

第二に、モバイルバッテリーは座席上の収納棚には入れずに、座席ポケットなど手元に保管する必要がある。

さらには、航空会社によってはさらに厳しい独自ルールを設けていることもあるので、事前に利用する航空会社に確認しておいた方がよりだろう。

近ごろの公共交通機関でも、モバイルバッテリーが発火をしたり、煙を出したりした事故が多発している。航空会社にとっては、モバイルバッテリーが不意に発火するなんて言う事故を見ていると、飛行機内にいつ発火するかもしれない爆弾を持ち込まれるようなものだろう。万が一、モバイルバッテリーが発火すれば飛んでいる最中の飛行機の安全を一瞬で脅かすリスクとなる。こういったリスクを低減するためにも、今回の基準の変更は当然と言えば当然だろう。

これから、夏本番に向かって旅行を企画する人も増えてくるだろう。旅行は家に帰るまでが旅行であり、なにより安全で快適な旅と元気な笑顔で帰宅できることが一番のお土産。自らの不注意で楽しいはずの旅行が、大変な事態に陥ってしまわないように、新しい基準を理解して旅に出るようにしたいもんだ。

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