自分には甘い市長
昨日までのさわやかな初夏の晴れ晴れとした天気から一転して、今日は朝からポツポツと雨が降り始め、振ったりやんだりしている。台風6号も発生したようで、今後は次第に雨脚が強くなることころもでてくるらしい。なんだか、梅雨のようなぐずついた前線に暖かい風が流れ込んで大雨模様となるようだ。
京都府八幡市の市長は史上の女性最年少の市長なんだそうだ。その市長が、この度、産休を取られるという事を表明した。この子供がなかなか生まれない時代に、よくぞやお子様を授かって下さってありがたいことだ。ぜひに、ご無事にご出産為されて、一人でもお子さんを増やす努力をしていただきたいと切に願っている。そもそも、女性の社会進出が叫ばれている現在においては、妊娠をしたら産休を取得できる社会になることは当たり前のことだろう。こういうことができないと、ガラスの天井によって女性の社会進出が遅れることにつながる。
そして、この市長は市長として初めて産休を取ることを議会に説明をしたんだそうだ。令和のこの時代、産休という制度があるんだから、市長であれ総理であれ、当然的な権利として取得するのは当たり前なんだと思う。それも込みで、八幡市民はこの方を市長に相応しいと判断して投票したんだから、他からとやかく言う筋合いのもんでもなかろう。これが、なにか不祥事等が発生していて、産休を逃げ道の方便として使っているなら問題ともなるんだろうけれどもね。
ひとつ考えなければならないと思われるのは、「市長」とか「議員」と呼ばれる方々は終身雇用を前提とした制度ではない、ということなんだろう。今の時代だと想定しないといけないことは、当選しましたけれども身ごもったのですぐに”産休”に入ります、なんていう人も出てきそうなことだ。とにかく、この時代は制度利用について悪用というか、抜け穴を探し出す悪意を持った人も多いことに注意をしなければならない。たとえば、議員に就任直後に産休に入って、産休明けの復帰後にすぐさま産休に入るとかを繰り返して、仕事をせずに済む可能性も考えられる。
市長や参議院以外の議員は4年という任期が限られており、ライフサイクルを考えていけば、どの時期にその職に立候補するのかはご本人が決定することができる。考えた結果とはいえ、ライフサイクルはその時々で変わっていくこともあるだろうから、少なくとも就任後のある一定期間については、産休や育休の取得の制限があってもしかるべきなのかもしれない。少子化について、論議がされている現代では、市長や議員といえども産休が取れる仕組みが不可欠になってくるのだろう。
しかし、この市長で一つ解せないことがある。それは、産休中の給与は減額しない事である。今現在、産休を取得している妊産婦の方々も多くいることだろう。しかし、その方々達は、産休中の期間の給与は無給という事になっているのではないだろうか。しかも、給与が無給となったそのうえで、社会保険料だけは律儀に徴収されているはずだ。(これが、実は一番厳しい出費ともいえる)しかし、この市長は、議会に産休中の給与は減額しないことを説明している。いくら選挙で当選した市長だからと言って、産休期間中に給与を減額しないという事を通してしまうと、”なんだこの市長は結局働きもしないで、給与だけはもらっていくんだ。””市長は一般の人とは異なって、自分だけ得している”、と悪い方向に話が流れることになる。なんだか、やらずぼったくりのような、自分に都合の良いことだけを言っているとしか聞こえなくなる可能性もある。
ここは、ひとつ民間や公務員の方々が産休を取得した際ととられれている制度を見習った方が良いと思う。やはり、”ノーワーク・ノーペイ”を原則としておかないと、自分だけ得しようとする、”自分にだけは甘いイヤな人”に見えてきてしまうよ。





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