白いカラス
いやぁ~~、暑い、暑い。今日も35度を超えるよううだるような暑さが続いている。熱中症警戒アラートも出ているようだ。こんなに早い時期から、こんなに暑くなっているのなら、本当の真夏になるとどれほど暑くなるものやら。先が思いやられる。
かつて現役で働いていたころ、上司が「黒と言えば白いものでも黒なのだ」とよく言われた。理不尽なことではあるものの、昭和の頃の組織で働いている頃は、会社はこんなものなのだろうと思ってきていた。その頃の常識というのは、いまや非常識になっている。
自分が持っている常識が覆されることが先日起こった。なんでも、白いカラスがいたそうだ。カラスは黒いものだと思っていた。カラスを「白い」と上司がいえば、にこやかに「ほんと白いっすね~」などと言っていたが、カラスが白いわけないやろって腹の中で嘲笑っていた。(今考えたら、ブラック企業そのものやなぁ。そういえば、風邪をひいて休もうと思って電話したら、「誰に断って風邪をひいとるねん。すぐに出てこい」とかいわれていたなぁ。)
しかし、”事実は小説より奇なり”といわれるが、本当に”白い”カラスがいたのだ。このカラスを前にしたら、嘲笑ったりできない。だって、このカラスは黒くなくて本当に”白い”んだもん。いやぁ~、66年生きてきたけれども、これほど驚いたことも珍しいと思う。
♪♪♪
人には黒く見えるカラスが
自分には白く見えてしまう
黒く見ようと努力したのに
人は大声で聞いてくる
何が正しくて何が嘘ですか
100じゃなければゼロですか
あー聞こえない あー届かない
自分の夢が わからない ああ
白いカラスは幸運の
色素の異常によるもので、めったに起こらない珍しいことなので、よく幸運の女神とか上げめられたりするけれども、同種の生物からは排除されやすいのだろう。人間でも、アルビノの人を珍しがり、長命への願いや神聖性のシンボルとして生贄とする風習があるところもあると聞く。
野生生物でアルビノであれば、見つかりやすいので狙われやすくなる。そのため、短命に終わってしまうことが多いのだろう。日本では昔から、白蛇とかのアルビノに対して、神聖性を見出して崇め敬ってきたという事もある。
この白いカラスを見ることができること自体が、奇跡のようなことで、きっと何か良いことが起こりそうな予感を抱かせてくれる。今後も無事に生きながらえて、少しでも長く元気に飛び回りながら、多くの人に「幸運の兆し」をもたらしてくれたら良いのになぁ~、って切に願っている。
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