逆明利君
今日も朝から素晴らしい天気となった。梅雨らしくないといえば、梅雨らしくはない気候だ。なんでも、岐阜県の多治見では38度を超えたらしい。もう、真夏といえるような気温だ。外をあるいても、太陽の陽がきつくなってきているように感じる。こちらの地方でも、熱中症警戒アラートが発出されていて、外出は避けるようにいわれている。
トランプ大統領閣下さまは、金正恩になりたかったのか?自分のお誕生日のお祝いに、軍事パレードを強行した。周りの人は、だれも止める人がいなかったのか?みんなお追従をして容認してしまっている所に、今のアメリカの恐ろしさが潜んでいると思う。
これでは、まるで裸の王様状態だ。誰もトランプ大統領閣下さまに、辣元を進言する人がいないというのが、見ていて喜劇としか言いようがない。ほら吹き男爵のマスクは一時期トランプ大統領閣下に喧嘩を打っていたが、商売を見据えておとなしくなってしまった。もう誰も、”王様はなにも来ていない裸だよ~”って、真実をつたえてくれる人もいなくなったようだ。
”逆命利君”という言葉がある。確か、住友商事初代総理時、広瀬宰平さんが好んで使った言葉だったけれども(間違っていたら、ゴメンナサイ)、とても重要だ。周りの人間が、間違いを正すことすらできない状況の今は、とても危ない状態だと思う。思い込みと、自己への自信感が誤った認識や判断を引き起こしかねない。おそらく、今のトランプ大統領閣下さまへは、耳が痛いかもしれないが、この”逆命利君”を実行できる取り巻きを揃えることが何よりも重要だと思う。”逆命利君”って、簡単に言っているけれども、多くの人は自分がかわいいから、とてもじゃないけれども実行できないものだ。特に、トランプ大統領閣下さまの様に、自分の耳に心地よいこと以外をききたくない親分の下には、このような人が集まることはあり得ない。しかし、今この”逆命利君”の精神を体現できる腹心がいないことが、一番の弱点であり判断ミスを犯し続けていることになっている。
ロシアによる侵略ともいえる今回の戦争を、トランプ大統領は「今回の戦争はウクライナが始めた」と言っている。3年前のロシアによるウクライナへの侵攻を見ていなかったのか、その時のことをすっかり忘れてしまっているのだろう。自身の支持者へのリップサービスなのかもしれないが、トランプ大統領も老人独特の偏屈さにより、間違った判断も平気でしてしまうことだろう。
悲しいことは、そのfakeともいえる事柄を、だれも正そうとする人がいないことだ。周りの人間も、今の地位に汲々としていて、トランプ大統領に嫌われないように傅いている。とてもじゃないけれども、彼の間違いをただすことができない状況というのは、独裁者の振舞いとどう違うのだろう。
いま、トランプ大統領閣下に必要なのは、彼の耳に痛いことをきちんと言える、”逆明利君”の人だろう。そういう人を置かないから、ドンドンとアメリカという国益を棄損するような行動を平気でしてしまっているのだろう。アメリカへの信頼や、アメリカの国益を考えず、自分の利益だけを追求しているようにしか見えない。
お追従ばっかりしている人は、神輿の効能がなくなると、手のひらを返したように、その人の元から去っていく。あたかも、潮が引くようにね。そして、その人に対して、悪口や足を引っ張るようなことを言ったりしたりしだす。まるで、ほら吹き男爵マスク氏とトランプ大統領閣下が袂を分かち、、ののしりあっている現状の様にね。ま、これもトランプ大統領閣下さまの自業自得、自分の耳に心地よいことばかりを聞いているから、最後はこのようなことになるんだ。
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