大丈夫なんかいな?
今日も朝から晴れ間が見える良い天気となった。今日も気温はグングンと上昇し、30度を超える日中となった。ウォーキングに出たところ、外に出ただけで汗ばんできた。今年一に暑い日である。汗も、しっかりと身体がから出てくる。こんなに暑いと感じたのは、久々である。このままいくと、今年の夏は猛暑となりそうで、いまからちょっと怖いな。
日本郵便が揺れている。点呼業務をしないまま配達業務を行ったことを発端として、ついには運送事業許可取り消しへと発展してしまった。この処分によって、日本郵便はトラックやバンタイプの車両、おおよそ2,500台が配送に使用できなくなった。しかも、5年間も使用できないことになった。これは、日本郵便としては郵便・物流事業という事業の存立に関わる事態である。
営業職等、仕事で車を使わなければならないがいる企業においては、毎朝点呼確認することを約4年前ほどから義務付けている。社会的な問題となった飲酒運転の根絶はもとより、その日の体調を確認して事故を起こさないための防止策として義務付けているはずだ。
日本郵便がそれを怠ったとは、痛恨のミスではすまないのではないか。このような、当然しなければならない業務を、うっかり忘れるとは思えない。多くの企業では、この点検業務については手順を決め、マニュアルを設置し、その通りでないと仕事が進まないような仕組みを作っているはずだ。それにも関わらず、点呼を行っていなかったとは・・・
どうも、遠因はやはり「郵政民営化」に行きつくのではないのだろうか。民営化が悪いと言っているのではない。本来は、民営化することにより効率の向上、労働生産性の向上により社会が良くなることだったのではないだろうか。日本郵便は民営化はされたけれでも、特定郵便局はそのまま残されている。ここに、問題の根源があるのではないだろうかと思う。
民営化すれば、当然的に株主からは利潤の追求を求められる。そのためには、いかに効率の悪い部分を効率よくしていくのかが重要となる。多くの金融機関は効率化を求めて、効率の悪い店舗は改廃統合をしている。しかし、日本郵便をみていると、特定郵便局は民営化されても残されたままである。σ(-"-) も特定郵便局をたまに見かけることがある。そして、ほとんどお客様がいないことすらあり、大丈夫なのかと他人事ながら心配になったりする。
おそらく、日本郵便にとって特定郵便局はブラックボックスであり、立ち入ることができない闇なのかもしれない。これでは、”船頭多くして船山に登る”というか、効率化を妨げているに違いない。いくら現場で労働者が頑張っても、トータルでの効率化は達成できない。しかし、上層部からは効率化を求められる。現場での生産性は極限にまで追求していても、中間管理職的な特定郵便局長や特定郵便局が生産性の向上分を食いつぶしている。それを見て見ぬふりをして、なお上層部は効率・効率と成果だけを追い求める。結果として、現場で働く労働者たちは自爆営業や無理な保険の勧誘といった、ブラック企業体質の闇に追い込まれているのではないだろうか。
ぶっ壊し屋小泉ライオン丸の郵政民営化は、結局は本質を見誤った表面的なものに終わってしまったことが、今回の点呼問題の根幹につながるのではないだろうか。
目先だけの事象に乗っかって、パフォーマンスだけをしたがる小泉親子は、簡保を潰してアフラックに売り渡し、郵便貯金を切り崩してアメリカ様に差し出す。その行く末に全国津々浦々に張り巡らせれていた物流網の郵便を解体させることになるのではないだろうか。地方に住む人たちを切り捨てることを厭わない所業だ。さらには、農協を切り崩していって、日本のこれまでのインフラやサービスをぶっ壊して外国に差し出そうとしているとしか思えない。
生産者やそこに住む人たちのことなど眼中になく、自分の手柄だけを考えているようでは、日本の将来は心もとないのではないだろうか。
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