物価の優等生
今日もムシムシと暑い日となった。ウォーキングをしていても、汗だくになってしまった。しかし、晴れ間の日も今日までで、明日からはまた梅雨空に戻るそうだ。やはり、お天気は循環のリズムを守って、週末はジメジメとした暑い雨の日になるのか。
物価の優等生という言葉がかつてはあった。σ(-"-) が入社した当時(もうかれこれ40年ほど前のことです。)、パンストと卵とバナナが物価の優等生と言われていた。
しかし、パンストは今や最盛期の10分の1程度まで売り上げが落ち込んでしまっているそうだ。女性の社会進出とは反比例して、パンストを履かなくなったらしい。どうやら、締め付ける感じとか、破れてしまうことで敬遠されているようだ。また、寒くなるとパンストよりも、タイツとかに手が伸びそうだ。値段的にはかつてとそんなに変わっていないのではないかので、物価的には優等生かと思うけれども、必需品でないので物価の優等生という地位からは脱落しちゃったみたい。
卵もおおよそ60年もの間、価格変動することなく食卓を彩って来た、物価の優等生だった。かつて(とてもとても遠い昔)は、とても高価なものだったようだけれども、高度成長期の頃には安定した価格の食品の一翼を担っていた。それが、ここ一昨年あたりから、卵の価格が急激に上昇している。もっとも、給料も結構上がってきているのに、卵だけ値段があがらなければ、生産する人もいなくなって高くなるのは物の道理だ。これぞ、見えざる神の手なのか。鳥インフルエンザのせいもあるとかいわれているけど・・・
バナナはいまだに物価の優等生の地位で、安泰のように思える。もっとも、こちらバナナはフィリピンやベトナムからの輸入品なので、当分は物価の優等生をはっていくことだろう。
その後、肌感覚として物価の優等生だと思えたのが、もやし、納豆、牛乳があるのではないかと思う。これらは、いまだに頑張って物価の優等生として、我々の食卓を守ってくれている。これからも、このまま物価の優等生でいてもらいたいものだ。
おコメもかつては物価の優等生と言えただろう。しかし、昨年の秋口から一気に優等生の座から滑り落ちた。しかし、政府はなんとかおコメを物価の優等生として復活させようと、あの手この手のえこひいきをしている。物価に政府が首を突っ込んできていいことなどないに決まっている。それがわからない、お花畑ポエム小泉。卵は値段が上がっても、一向に対策を打たないくせに、おコメが高いとマスコミが言うもんだから、おコメを狙い撃ちにして何かしているような雰囲気だけを醸し出している。価格に対して政府が首を突っ込みだすと、我々がおさめた税金を使うことになる。それを、どこに諮ることもなく、思い付きの考えで実行されたらたまったもんではない。税金で価格統制をするようなもので、ゾンビ企業を生きながらえさすことにもつながりかねない。
財務省は算盤勘定で、税収への影響が少ない方向で、お花畑ポエムくんにレクチャーしているんだろうけれども、生産者である農家の視点が全く抜けてしまっている。結局は、国民は農水省と財務省の省益争いに巻き込まれた格好となる。
♪♪♪
下げよ 下げよ 下げ下げよ~
おコメの値段を下げりゃ
私のお株が上がるのよ
あ~~、マスコミに躍らせれるだけなんだよなぁ。物価の優等生って持ち上げるのもいいけれども、やはり適正な価格で提供されることが生産する人にとっても持続可能な社会を形成することになるのにね。
もっとも、お花畑ポエム小泉君は自分がしでかした失敗を、いつも頬かむりして知らんふりの、どこ吹く風だ。レジ袋の有料化で、我々の生活を痛めていることすら、気づいていないのに、今回のお米騒動では主役気取りだ。自分の行ってきた過ちを過ちと認めて、変えることもできないようでは、この先またまた高転びをするだけなんだけどね。
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