夏になれば参議院選挙
久々に梅雨の中休みとなり、朝から晴れ間が広がっている。しかも、今日一日は傘もいらないような予報になっている。おかげで、気温はぐんぐんと上がり、熱中症が心配になるくらいの汗ばむ日であった。暑くても、湿度が低ければ良いのだけれども、どうも湿度が高いために、ジメッとした暑さがまとわりついてくる。
傲慢な政権与党の議員たちも、今年の参議院選挙が視野に入ってきたころだ。ようやく、腹話術人形みたいなイッシー石破総理も、国民に対して一律の給付金をエサに選挙を乗り切ろうと蠢きだした見たいだ。もっとも、こちらは公明党の強力なプッシュに、抗いきれなかったのだろう。
お花畑の小泉劇場で、財務省からの入れ知恵の”随意契約”によるおコメ効果も、政権浮上には微々たる力しか発揮できなかったみたいだ。都議会議員選挙を最重要視している公明党にとっては、なんとかこの都議選と参議院選挙を乗り切るための切り札として、なりふりかなわず一律給付の刃を、政府の首元に突き付けたんだろうな。またしても、選挙目当てだけのその場限りの政策で乗り切ろうっていう算段だな。もう、”取らぬ狸の皮算用”しかできなくなっているみたいだ。馬鹿らしくなって、昼寝をしているとこんな夢を見ていた。
15年後の所得1.5倍を目指すっていったイッシー石破総理率いる与党は、記録的な大敗を期していた。
それでも、政権にしがみついていたい自民党は、下野するくらいならと立憲民主党へ大連立を提案することを急転直下決定した。立憲民主党側は、あれだけ批判しかしていない、政権遂行能力にも疑問があるにもかかわらず、与党となる千載一遇のチャンスに上へ下への大騒ぎとなった。
自民党とは政治信条や政策が一番遠そうな、浪速のおばちゃん辻元はんが一番に手を上げて連立賛成に回った。リベラルと思われていた枝野ちゃんも賛同にした。そうすると、立憲民主党のサンクチュアリグループの長妻ちゃんも、階ちゃんも、小川ちゃんも、雪崩を打ったように連立へとなびいていった。
立憲民主党から相談を受けた連合の扇風機”吉野”おばちゃんは、労働者の政策が実現できるのならば、共産党でさえなければ、自民党と一緒になっても構わないと嘯いていた。そんな混乱の中、思いもかけない大連立政権が樹立したのだった。
論功行賞で、辻元ちゃんは経済産業大臣に任命された。野田ちゃんは、総理大臣に返り咲いた。しかし、それ以外の大臣は出せなかった。あとの大臣と官房長官は自民党が手放さなかった。労働者のための政策を進めるといいながら、年金制度の財源が足りない、ガソリンの暫定税率を廃止する財源がない、医療費が高騰し財源が足りない、安全保障のための財源がないといった財源をねん出することに内閣は奔走していた。
ワンポイントリリーフ的に総理大臣になった、チェーンスモーカー野田ちゃんは財務省とタッグを組んで増税に向けて一直線に走りだしていた。税収を確保することに向けて、財務省も全面的なバックアップをしながら、自分たちの権益をさらに拡大させていった。そして、辻元ちゃんは原子力発電の容認を早々に口にして、全国の原子力発電所の再開をいとも簡単に決めちゃった。自分の信条は棚に上げ、今の地位を守ることに汲々としているようだった。この人は、目立ってなんぼなんで、新聞にいろいろと書かれてもうれしそうだった。
野田総理は国民に対して、年金改正で財源を必要である、労働者の安定した老後生活を実現すると大見えを切っていた。国民の安全で安心した老後生活を保障するのが責務だという事をタテに、チェーンスモーカー野田総理は消費税20%への引き上げを実施した。しかし、結局は年金はそんなにも充実せず、ちまたでは物価上昇によるインフレがさらにひどくなり、年金生活者の生活破綻が問題になっている所で目が覚めた。老後生活は自己責任だとか何とか、他人事のようにいっている官僚だけが美味しい思いをしているようだった。
とかいやな世の中だったなぁ。夢の中とはいえ、良かったのは立憲民主党がお家芸の内紛を起こして、政党要件がなくなるほどにまで党勢を減らしてしまったことと、自民党が分裂して力をなくしてしまって無茶をしなくなったぐらいだったなぁ。政治信条なんて、権力の前ではおくびにすらかけず、葬り去られるってこともよく分かったよ~。
コメント