おしゃれへの目覚め
今日も予報的には晴れのはずなのに、たくさんの雲が頭の上に広がっている。すっきりしない空模様で、どう見ても曇りではないかと感じている。そして、気温だけはどんどんと上昇しており、蒸し暑さは容赦なく襲ってきている。梅雨入りは、いまだに九州南部と沖縄だけとなっているが、どうもこちらの天気も梅雨に近いものだと感じている。
近頃の男の子も、エチケットというか見た目をずいぶん気にするようになったようだ。コマーシャルには、男の子向けにギャッツビーが金のロールオンという商品を流しまくっている。
男の子が脇を気にして、デオドラント商品を使っているとは露知らずでした。σ(-"-) が高校生の頃には、髪の毛用の整髪料くらいしか知らなかった。
当時は、とにかく髪の毛を長く延ばすことが流行っていた。特に、中学校の時は校則で坊主頭が義務付けられていたので、高校に入った瞬間(本当は中学校を卒業する少し前です。)から髪の毛を伸ばすことに命を懸けていた。
思春期の子供がまずできるおしゃれが、髪の毛を伸ばしていくことだった。あの頃のアイドル、たとえば郷ひろみとか、西城秀樹とか、野口五郎とか、とにかく髪の毛は長かった。そして、ニューミュージックと呼ばれる歌手群も総じてロングヘアーだった。髪の毛の長いことがおしゃれの第一歩みたいな時代だった。
なおかつ、高校には制服もなく自由な服装だったので、ジーンズにTシャツ派、もしくはアイビールック派にわかれて、とにかくそれまで押さえつけられていたおしゃれへの思いを満喫しようとしていた。σ(-"-) はおしゃれセンスがないので、ジーンズ派であった。そして、一部にはダウンタウンブギウギバンドが着ていた白いつなぎに、リーゼント姿で学校に来る子らもいた。
その当時は、ワキ汗とかワキのあたりを気にするのは、女子に多いのだと思っていた。たとえば、8×4(エイトフォー)のような商品も、女子を対象としたコマーシャルのようになっていたはずだ。
それが、この夏、男子を対象にした商品をコマーシャルとして売り出しをかけてくるとは、世の中もかわったものだ。もう、世の流れについて行けていないジジィが、ここに取り残されているようだ。
高校生になり、色気づき始めたσ(-"-) 達の前に、MG5やブラバスなどの整髪料関係のコマーシャルが目を引いた。とくに、当時は男前の代名詞みたいな草刈正雄の出演によるブラバスという資生堂の整髪料のコマーシャルがよく流れていた。σ(-"-) もコマーシャルに影響されて、ブラバスなんぞを買ってもらい、髪の毛に振りまいていたもんだった。資生堂のブラバスの対抗馬として有名だったのが、ブロンソンがでているマンダムだったように思う。こちらの方は、すこし男くささを前面に出しているように思っていた。
男くささを前面に出すのか、色男系の戦いである。
σ(-"-) はどちらかと言えば、資生堂のブラバス派だった。いやぁ~、なつかしい昭和の頃の話だわ。まだまだ、あの頃は、髪の毛もフサフサで、多すぎてまとめるのに困っていたんだよなぁ~。ブラバスをつけると、きっと草刈正雄みたいにサラサラの髪の毛になるものと思っていたんだけど、一向にさらさらとはならず、硬い剛毛がピンピンとはねていたっけ。
今や、髪の毛は随分と寂しくなり、あれほどピンピンとした剛毛さんもいつの間にやら、柔らかな腰のない髪へと成り下がり、整髪料なんて使ってもいない。そして、草刈正雄もすっかり年をとってしまい、かつてのいい男もすっかりおじいちゃんになってしまっている。そりゃ、昭和も遠くなるはずだわな。
昭和の感覚では、理解できない
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