50年目の”俺たちの旅”
ようやく、天気が回復してきた。そのぶん、気温も爆上がりで、昨日の20℃から一気に夏日を超えるほどにまでなった。きょうは、小学校で運動会でもしているのか、リビングにいると、子供の歓声と校内放送の声が聞こえてくる。
かつてのテレビドラマ"俺たちの旅”が今年で放映から、50年目を迎えるそうだ。σ(-"-) が高校生の頃に放映されていて、日曜日の夜8時から見ていたテレビドラマだ。それが、今年の50周年を記念して映画となるそうだ。
これまで、10年目と20年目そして30年目と、それぞれ節目ごとに特別番組としてのテレビドラマが制作されていた。しかし、40年目にには音沙汰もなく、もう特別番組は制作されることもなくなったのだろうと、半ばあきらめの境地でもあった。いつまでも、かつてのままでいるなんてありえないし、学生時代の純粋さというかモラトリアム的でいい加減さを持ったままであることはありえないもの。それでも、節目ごとにも必ず特別番組を見ていた。
ひょっとすると、ドラマのエンディングに出てくる短い詩に共感を得ていたのかもしれない。ドラマの内容的には?っていう回も、エンディングの詩をみると腑に落ちて、感動していたことも思い出す。そんな中、40年目が作られなかったことから、自分の中では”旅”は終わったんだと思っていた。そりゃ、40年も経って人生の旅をあっちに行ったり、こっちに行ったりしているうちに、色々な世俗の垢を身にまとい、その日その日を一生懸命に生きるっていう事が何よりも楽しいんだっていうことも忘れてしまう事だろう。
あの当時、なぜか熱中しながら見ていたσ(-"-) も、既に年金生活者となっている。当然、当時の主役たちである、カースケやオメダも年金生活者になっていることだろう。ましてやグズ六さんなどは、後期高齢者になっていることだろう。そして、今回が最後の”俺たちの旅”になることだろう。ワカメ役の森川正太さんは鬼籍に入られてしまった。50年目の作品に出たかったことだろう。かつては、ワカメが訪ねて来て10年目の再開が始まった様に、今回は、ワカメの葬儀からはじまるかもね・・・
年金生活に入ったけれども、かつての自分が思っていたような老人の生活とは程遠いものだ。そんなに、大人になった感じもしないし、考え方もあまり変わっていない。(多分、見かけはもうすっかり老人の風体なんだけど・・・)昭和がどんどん遠くなって、価値観だけがどんどんと変わっていっているように感じる中で、あの三人組がどのような生き方をしているのかを見てみたい気がする。老後の生活の楽しみが一つ増えたといえる。はやく、映画を見てみたいなぁ・・・
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