頭の中はお花畑でい~~っぱい
昨日の夜から久々に雨が降っていた。その雨も、今朝には上がって、曇り空が広がっている。おかげで、気温もそんなに上がることなく、とても過ごしやすい春の一日となった。やはり、この季節が日本では過ごしやすい時なんだろうと思える。
立憲民主党の小川幹事長が、国民民主党との関係について、「労働者の側に立った価値観で政治を動かす共通の目標を掲げる両党だ。極力可能な限り足並みをそろえて、自民党政権に代わる受け皿に貢献するのが本来あるべき姿だ」と言って、「再合併」が望ましいとの考え方を披露したらしい。
この人は、どの口がこんなことを言えるのだろう。おそらく、立憲民主党の支持率は低迷する中で、国民民主党の支持率がこの前の衆議院選挙から爆上げしていることをうらやんでいるのだろう。もしかすると、その支持率を取り込んでしまおうと思っているのかもしれない。
どうも、この人は自分の言葉に酔ってしまう癖があるようだ。そして、自分のしてきたことは、すっかり忘れ去ってしまう癖さえもあるようだ。かつて「希望の党」で比例復活で自らは当選した後に、「希望の党」と「民進党」の合流時には後足で砂をかけるように離党し、無所属となった。にもかかわらず、院内では当時熱狂的な人気があった「立憲民主党・市民クラブ」会派へ入っており、隠れ立憲民主となった。
どうも、その時々の人気のある党へなびいていく素性がありそうだ。もともとの、政治信条もどちらかと言えば、旧の社民党的なリベラル志向が強く表れている。今回の小川幹事長の発言は、人気の国民民主党を吸収してやろうという上から目線に聞こえる。そもそも、立憲民主党と国民民主党では基本理念が違い過ぎている。こんなこともわからなくなっているのだろうか。”労働者の側に立った”って、連合を母体としていることをいっているのかな?
立憲民主党は総評系の労働組合だし、国民民主党は同盟系の組合で、相容れることは難しいのではないだろうか。おそらく、このことは知っているのに、知らないふりをして”労働者の側の”なんていう、幹事長って信用ならんよな。で、もし知らないんであれば、本当に頭の中はお花畑でいっぱいの、お目出度い人なんだろう。
そういえば、同じ選挙区から立候補を表明した維新候補者の自宅にまで乗り込んで、「あなたが出たら僕がおちるんです!」と強訴し、維新の会合にまで乗り込んでいき、馬場代表に立候補断念を懇談した過去もあったよね。自己中心的すぎるし、選挙そのものをゆがめようとしている人とは、国民民主党も一緒になろうとは思わないんじゃないかな。
立憲民主党の中にいるから、全く気付いていないんだと思うけれども、立憲民主党さんは基本政策を一にする人の塊で二つか三つに分裂しなければ、このまま埋没しちゃうんじゃない?こういう時だからこそ、危機管理能力を発揮しないと、患事長っていわれちゃいまっせ、幹事長。
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