花の色はうつりにけりないたづらに
今年の桜の花は、盛りの時期が2週間くらいあったのではないかと思っている。しかし、その花の宴もすっかり過ぎてしまい、桜の木々は葉っぱが生い茂った状態へと変わっていった。花の時期が短いだけに、よけいにその美しさに心を惹かれるのかもしれない。
今朝目が覚めたら、アメリカのダウ平均が971ドル安で引けていた。”おはぎゃー”である。一気に目が覚めた。なんと、相場の最中では1300ドルを超える下落をしていて、なんとか971ドル安まで戻したっていうところだ。
増税メガネ岸田氏が、貯蓄から投資へと転換を図ろうと画策し、新NISAまで導入してきた。当時は、株価も上がり調子で、永遠に株価が上がるようにもてはやされていた。調子にのって、多くの人が新NISAの口座を開設し、投資を始めたことだろう。約一年ちょっとは、株価も高値を窺う勢いで、ドンドンと資産が増えるようにも思えた。しかし、アメリカの大統領が変わり、経済の手術をしたそうなので、日本も連動して病院に入ったようだ。
おかげで、これまで一年間の利益はすっ飛び、ますます株価は乱高下と波乱の軌跡を示していくことだろう。日米ともに株価は安値を探るし、特に日本では為替変動で円高に振れているだけに、なおさらダメージは大きくなっている。口先だけで反省をしない経済評論家のおすすめで、新NISAでアメリカ株やオールカントリー、S&P500を購入した人にとっては、いきなりの冷や水となり、元本割れの上に目減りがすさまじいことになっているのだろう。もう、毎朝起きるたびに株安の報道があれば、”おはぎゃ~”となっているのではないだろうか。増税メガネの口車に乗り、貯蓄から投資へとシフトしたことを悔やんでいるかもしれない。
若い世代で、時間を味方につけることが可能な世代ならば、再度日の目を見る時代も来るだろう。しかし、時間を味方にはつけにくい老人には厳しい局面なんだろう。今朝のダウの下げは、トランプ大統領閣下がFRB人事にまで首を突っ込もうと、SNS発進したことを発端としているようだ。
トランプ大統領閣下は、中央銀行の独立に関する概念が理解できていないのかもしれない。しかし、彼を大統領に選んだのはアメリカ。よくよく考えなければならいことは、70代を超えてしまったご老体をリーダーに選出してはいけないってことじゃないかな。やはり、”老兵は死なず消え去るのみ”ということではないだろうか。どうも、近頃の世界のリーダーたるや、後進に道を譲らず、老害とかしていても、一向に気にしない輩ばかりだ。老醜をさらさない方が良いんじゃないの~。
もっとも、今回のダウが下がったとはいえ、アメリカの景気が後退しているというわけではまだない。ただ、アメリカは莫大な政府債務を抱えているので、利払いだけでも莫大な金額となる。それらの償還が6月にはくるために、なんとか利払いを減らそうとしているようだ。
しかし、莫大な政府債務を抱えていては、次の経済危機を国家として乗り越えるのは厳しいんじゃないのかな。リーマンショック以降、じゃぶじゃぶと緩和しまくり、コロナ危機でも緩和しまくっていたからなぁ。他人事ながら、心配しちゃいますわ~。借金まみれの巨大バブルの宴の後には、どんなことになるのかという警鐘を鳴らしているのかもしれないな。
コメント