マッドマンのふりをしないで
なんと、今日は真冬並みの寒さにまで戻ってしまった。特に東日本では冷たい雨や雪となっているようだ。σ(-"-) の地方も、風が冷たく冷え込んできた。もう4月なのに、こんなに寒い冬のような日が来るなんて、エイプリルフールにもほどがあり過ぎる。身体の管理に十分注意していただきたいです。
世界のジャイアンたらんと欲する物欲王トランプ大統領は、交渉が得意なんだそうだ。でも、その交渉術は、相手の計算を崩し、”この人は何をするかわからないクレイジーな人だ”と、意図的に相手の思わせることで、自分のペースで交渉を有利にすることらしい。
むかしからある、マッドマンセオリーであり、かつては北朝鮮の”金正日”の得意技だった。息子の”金正恩”もそのまねをしているみたいだが、父親程のわからなさがないので、本当に訳の分からないことをして、周りをほんろうしようとしている。(でも、みんなから見透かされている。)
このマッドマンセオリーって、何を考えているのかわからない、何をするやつかわからない”やばい奴”って、相手に思い込まさないと成功しない。でも、これってチキンレースで勝つためのセオリーなんだよな~
このセオリーを忠実に実行すると、相手を再起不能の状態にしてやっつけることができるけれども、自分も同じかそれ以上のダメージを被ることになる。とてもじゃないけれども、まともな人がとる戦略ではない。どちらかと言えば、追い込まれた弱者がとりたがるセオリーともいえる。
世界最強といわれ、民主主義をけん引していく世界のリーダーたらん、アメリカの大統領様がとるセオリーではないのではないのかな。弱者にはこわもての顔で有効かもしれないけれども、強い相手には弱腰なのが透けて見えていますぜ、大統領様。
物欲王トランプ大統領様は、EUやら日本やらが大慌てしている状況をみて、目論見通りに物事が動いている、やっぱりマッドマンセオリーでやっていけば、交渉には必ず勝てるってほくそ笑んでいるんだろうなぁ。でも、そこには世界から信頼をえて、押しも押されぬリーダーという姿は見当たらない。小汚い、卑怯な手で、小さな交渉を勝ち取ろうとする、せこい大統領の姿があるだけだ。これでは、アメリカっていう国の末代までの恥でしかない。
日本には、”横綱相撲”という言葉がある。”相手の攻撃を、正々堂々と向けとめ”て”その攻撃に対して力の差を見せつけて圧倒的に勝利する”という大横綱がとる盤石の相撲のことである。物欲王トランプ大統領も、変化をつけたり、マッドマンのふりをするセコイ勝負ではなく、世界のリーダーたる矜持を胸に、相手の攻撃を真正面から受けて、正々堂々とした勝負で盤石の勝利を勝ち取る姿勢を示してもらいたいものです。
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