令和の米騒動 その3
また寒波が日本列島へ張り出してきたらしい。なんでも、今回の寒波は長期間にわたって日本列島を覆うらしい。三連休まで寒波の影響があるって言うことだから、なんと約一週間も寒波が居座ることになる。特に、今日の夜から明後日にかけては、こちらの地域でも雪が降るということらしい。困ったなぁ~、普段雪が降らない地域なだけに、少しの雪でも混乱してしまう。雪道を歩くことにも慣れていないし、車の運転などもってのほかとなる。早く三連休になって、寒波が離れてくれるといいのになぁ~~。
いやぁ~~、”令和の米騒動”っていう題で書いているけど、我ながら長いなぁ~~
農林中央金庫が大幅な赤字を出すこととなった。大手の3銀行は過去最高の利益を出すというのに、一人負けと言っても過言ではあるまい。債権の運用で多額の含み損を抱え、2025年3月期の決算では1兆5000億円規模の赤字にまで膨れ上がるようだ。
農林中央金庫はリーマンショック時に証券化商品などの値下がりにより、赤字に陥っていた。その反省から、安定した利回りを期待して、外国債券を中心にした運用を行っていたようだ。”羹にこりてなますを吹く”ように、安定した運用方針のはずなのに、金利が低かった時に購入した債権が、金利上昇局面で価値が大きく目減りした結果のようだ。
おそらく、誰も責任を取りたくないので、先送りに先送りを重ねたけれども、市況は一向に改善せず、債権を売るタイミングを逸してしまったということだろう。おそらく、農林中央金庫の資産構成はメガバンクに比べると貸し出しが低くいために、有価証券に頼らざるを得ないという特殊事情もあったのだろう。
しかしながらである、今回の莫大な赤字を出したことにより、農林中央金庫は資本増強として再度1ッ兆円を超える額が必要となることだろう。これまでのように、各農協などが資本増強に応じれるのかが問題となる。現状、農協の経営も厳しいといわれており、出資に各農協が応じるのかどうかは不透明だろう。
まさか、農林中央金庫を助けるために、農林水産省はわざとにコメ不足を演出したんではあるまいなぁ。たしか、農中の赤字が初めて報道されたのは、昨年の5月。そして、6月にはさらなる赤字の見込みがなされている。
農林中央金庫への資本増強をするために、各農協が出資に応じなければならない。その農協の経営が厳しいのは米価が低いから。よし、米価を上げて農協が出資できるようにしよう。そうすれば、農家も潤うてなことじゃないだろうな。
農水省は今年のお米については需要と供給のバランスが取れていないことが分かっていたはずだ。にもかかわらず、手をこまねいて、あろうことか農水大臣に「新米が供給されたら米不足は解消する。価格は安定する。」なんて言わせやがった。どうせ、腹話術人形なんだから、書かれた原稿を読むだけだもんな。農林水産省の官僚たちは、コメが不足することなどハナから知ってて、ワザとにコメ不足を演出したとしか思えない。ひで~~ぇなぁ~~。
これで、農林中央金庫のトップが辞任でもするのなら、一つの経営責任は取ったともいえるけど、「職責を全うすることが私の責任」とかほざいていたから、救いようがない。こんなところを助けるために、省庁あげての”令和の米騒動”を起こしやがったのか。備蓄米を拠出するのも拒んでいたしなぁ。これって、形を変えた税金の投入ともいえるじゃん。ひどい奴らやなぁ~。
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