なんとなく良いことある如し
風のない穏やかな正月となっている。啄木は「何となく、今年は良いことあるごとし。 元日の朝、晴れて風無し」とうたった正月の風景が、今年の正月と重なる。今日は、書初めや初夢を見る日でもあり、このまま穏やかな年となっていただきたいものだ。
令和7年となる今年は、昭和100年になるらしい。換算をしなくてもよいとも思うんだけれども、やはり100年となるので昭和だったらということになるのかもしれない。まだまだ昭和生まれの人の方が多いので、懐古的な意味合いも踏まえて昭和を振り返りたがっているのかもしれない。
確かに「昭和」の時代って、混とんとしていて、時代を作り上げていく力にあふれていた。人口が増加していき、競争を勝ち抜くことが良しとされていた。また、テレビとかも創世期で試行錯誤の中で画期的な番組が作られていった。もっとも、視聴率という化け物との戦いの中で、今では考えられない”エロ・グロ”も容認されていた。夏になるとアイドル水泳大会とか、今ではコンプラにかかりそうなものや、深夜のお色気番組など、面白くて視聴率が取れればよいという試みがなされていたように思える。この辺りは、特にCMにおいて顕著に見受けられていた。直接的間接的問わず、人間の本能へいかに働きかけるかということを競っていた。そういえば、子供の頃の深夜のCMは煽情的で、子供ながら興奮したものだった。(もっとも、親が起きている間は当然見れないので、親が寝静まってから、密かに見ていたものだった。)
もう「令和」という時代になって7年たったことなんだし、なにも「昭和」でいわなくても「令和」でいいと思うけどね。σ(-"-) 天皇陛下ちゃんと同じ年生まれ(学年は一つ違うけど・・・)なので、天皇陛下ちゃんを応援している意味合いも込めて「令和」ときちんと言ってあげたい。
そういえば、今日は箱根駅伝の往路が行われていた。今年は101回目ということなので、昭和の前から走っていたってことになる。ある意味、箱根駅伝ってすごい歴史があるんだなぁ・・・
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