にほん昔ばなし  諄々爺さんの詐欺的物語

 台風25号の影響は東日本の話のようで、こちらの地方ではすっかりと快晴の空が広がっている。真夏日に迫る気温にまで上がっているけれども、吹く風が涼やかで非常に過ごしやすい日となっている。今日からのシルバーウィーク期間中も、天候の心配はないような状況が続いていくそうだ。このぶんだと、こちらの地方の行楽地は混雑していくんだろうな。




論語、論語、野合・・・あっ、言い間違えた。

Long Long Ago そう、昔むかしウドン村に諄々爺さんがいたそうな。


諄々爺さんはいつもいつも隣町の玉爺さんに張り合って、目立つために画策をしていたそうな。ある年は「なぜ君は総理大臣になれないのか」という映画を作ってもらったり、諄々爺さんが所属している党の幹事長にちゃっかりおさまってみたりしていた。しかし、上辺をつくろっても、所詮中身が伴っていないので評価はされないままだった。玉爺さんは党の代表として旗を振りながら、「対立より解決」をキャッチフレーズに、着実に支持層を伸ばしていった。これは、諄々爺さんにとっては看過できないことだったそうな。


諄々爺さんはなんとしても党の代表になり、玉爺さんよりも自分の方が優秀なリーダーだと世間に認めさせようと努力をした。まずは、選挙区で勝ち上がるためにドブ板選挙のカリスマともいえる喜四郎爺さんに指導を乞うたりしたんじゃ。ただ、この師匠ともいえる喜四郎爺さんはゼネコン疑惑における贈収賄罪で実刑判決を受けた人物でもあり、決して清廉潔白とはいいがたいおヒトじゃった。

それでも、諄々爺さんは比例代表頼みの面があったので、選挙区で勝ち上がるために喜四郎爺さん譲りのドブ板選挙を秘書たちにさせたんじゃ。(ご本人がしたかは不明じゃがな。ある年の衆議院選挙で諄々爺さんの所属する党は公の党と合流し、中華道の会の看板で選挙をすることになった。しかし、選挙のための野合と揶揄され、多くの議員たちは落選の憂き目にあい、中華道の会は壊滅的な大敗となったんじゃわ。それでも、諄々爺さんはドブ板作戦と相手候補の敵失で、なんとか選挙区の選挙を勝ち抜くことができたんじゃ。

中華道の会は敗戦のせい金を取って、その時の代表は引責辞任をした。満を持して、諄々爺さんは代表選に嬉々として手を挙げたんじゃ。中華道の会は議員の落選により人材不足が顕著となっており、かつて幹事長もしたことがある諄々爺さんは順当に会の代表におさまったることができたんじゃ。「ようやく、玉爺さんとおなじステージに上がることができた。これから、ワシの力量で玉爺さんに目にものを見せてやる。」と意気込んだものじゃった。


衆議院での議員数は玉爺さんの党に劣るものの、参議院での議員数が多いことをよいことに、「野党第1党は我々だ。」と狼煙を上げ、諄々爺さんは主役に躍り出ようとあがいたそうな。しかし、どうも生来の器が小さいためなのか、覚悟がないためなのか、質問も追及も中途半端で誰の心にも響かんかったんじゃ。相も変わらず、自の会の裏金疑惑やら、総理大臣の新人議員へのギフト券スキャンダル、あるいは週刊誌情報の選挙動画疑惑などに終始するばかりで、政策を前へ進める議論はしようとはせなんだ。しかも、諄々爺さんの話は長うて、何を言っているのかわからん、いわゆる‘‘言語明瞭だけれども結論が何を言いたいのかわからない’’ために、‘‘諄々構文’’と揶揄される始末じゃた。その上に、高市総理との党首討論では高市総理に「メモを読まないで(自分の考え)答えて」と注文を付けながら、ご自身はメモを読む大失態をしてしもうて、高市総理からもその矛盾を指摘されてしもうたんじゃ。

ついに、中華道の会は3党合流がなくなったことを理由に一人を残して解散することになった。ここでも、ほんの2月ほど前に、中華道の会の立て直しを目論んで、資金をかくほするためにクラウドファンディングを行ったんじゃ。これについては、なんとか目標額を大きく上回る額を達成できたんじゃ。しかし、中華道の会を解散すると決めたにもかかわらず、「この集めたクラウドファンディングのお金は党運営に活用して返金しない。」と強弁したそうじゃ。これには、「いくら法的には問題がないとはいえ、一人の党で解党に向けた処理をこなすだけの中華道の会の党運営に活用はいかがなものか。」「他の会(自の会)のお金には厳しく追及するのに、自分たちには甘い。」「これじゃぁ、やらずボッタクリの詐欺同然じゃない。」と言われたんじゃと。


そのうえ、中華の会に一人残して国からの政党交付金11億円余りを12月にもらうことも明らかになったんじゃ。この政党交付金をもらうために、一人だけを党に残したのではないかといううがった見方もできる。しかも、作業が煩雑で年内には対応できないとか言って、来年度の政党交付金もしっかりともらう算段をしているようじゃった。これも、法的には問題がないものじゃが、あまりにも政党交付金の趣旨を逸脱した、議員としては取ってはいかん禁断の手法とも言えた。それでも、諄々爺さんは「前の選挙ですでに支払いを契約している業者への支払い義務がある。借金を踏み倒しても良いというのか。」と逆切れをしてしもうたんじゃ。これには、「自分たちの見通しの甘さを棚の上にあげ、なんで税金で尻ぬぐいをしないといけないのか。」「政党交付金をもらうために、一人の議員を犠牲にしている。」「そもそも、政党助成金を選挙に流用して良いのか。」「そもそも、金銭的な問題を解決してからの解党でいいじゃないか、なぜ今新党なんだ。」と法的な問題というよりも、ルールに則った国民感情に寄り添えていないことが大きな問題じゃった。諄々爺さんはサナエ婆さん総理のギフト券疑惑に「違法かどうかは置いておいて、庶民感覚、国民の金銭感覚からはやはりかけ離れた行為」と言い切っている。それが、大きなブーメランとなって今諄々爺さんに突き刺さったんじゃ。


さらに、諄々爺さんは新たな党名を「民主改革の会」とすることにした。ここでも、「民主」という名称を入れることにこだわったそうな。玉爺さんの所属する会と同じような単語を並べて、選挙民が錯誤することを期待していたに違いないのう。そして、「民主」という言葉があれば、比例区において選挙の時に比例案分によって、玉爺さんのところの票数をかすめ盗れるという、薄汚い計算が見て取れる。諄々爺さんは、どんどんと詐欺師っぽくなっていっているようにも感じる。人を嫉んだり羨んだりする間に、自分ができることを自分なりに着実にしていくことこそが、人の信頼をかちえる唯一の方法ということが全く分かっておらなんだ。小賢しく勉強だけをして、人の心を踏みにじることばっかりしてきた諄々爺さんへの報いがかえってきたのかもしれんのう。皆も、法律に違反していないから大丈夫とか言わんと、人の心に寄り添った行動をしておかんと、足元をすくわれるぞ。法的な問題がないから、何をしてもよいとか、人の心に寄り添った行動をしとらんと、人相もどんどんと悪くなって、詐欺師特有の油断ならないのっぴきならない雰囲気を醸し出すような顔になるから気を付けなされや。「人は40歳を超えたら、自分の顔に責任を持て」と言われておるほどじゃ、充分に自分の顔に責任がもてる人生を送りたいものじゃ。くわばら、くわばら。

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