緩く打つ勇気が必要
12月の卓球教室に行ってきた。今日が、12月最初で最後の教室だ。今年は打ち納めがえらく早くなってしまった。もう、今年の卓球教室がお終いだなんて、なんて寂しいんだろう。そんな思いを抱きながら、朝早くから教室へ向かった。師走になったからなのか、寒いからなのかはわからないけれども、車がえらく多いように感じる。おかげで、踏切の所では車が渋滞しまくっている。今日も開かずの踏切りは健在だった。
そんな開かずの踏切りを、なんとか通り過ぎて体育館へと向かう。いつもの時間通りに体育館に到着し、着替えを終えてから教室へと向かう。本当に寒くなったので、着替えている時も肌寒さが身に沁みる。
教室が始まってみると、今日の参加者は4名である。それも、振替教室の人が1名いるので、本来のこのクラスの人は3名と、とても少ない。これだけ少ない人数になったのは久しぶりである。そういえば、Mさんは先月でこの教室を辞めてしまったし、ハエたたき打ちの方はお休みのようだ。今月最初で最後の教室なので、彼女は丸々一か月間お休みをすることになる。まぁ、他人のことよりも自分の練習をすることがまず第一歩だ。
まず最初のウォーミングアップをSさんと行った。前回、彼女は下回転サーブの出し方のポイントを臨時コーチから教えてもらい、その通りに打とうとしている。口で教えられただけで、実際にその場で実演指導をしてもらっていないので、言葉だけでの指導だった。おかげで、以前よりもうまく打てなくなっている。以前の方が、スムーズに下回転で打てていたと思ってしまう。実際に打って、ラケットの角度や動きもきちんと教えてくれないと、言葉だけでは試行錯誤を続けなければならなくなると思える。実演しながら、間違っている所や、力の入れ加減、どうすれば上手くいくのかといったコツまで指導してくれないと、頭で言葉を理解しても身体は言うことを聞いてはくれないと思う。
臨時コーチの人はそれでも、教えてあげたという満足感があるのかもしれない。けれども、その後のご本人にとっては一段階段を上るために、2段ぐらい下がってしまうというジレンマに陥ってしまう。あーでもない、こーでもないと試行錯誤する底なし沼へと導いてしまう指導というのは、あまり適切ではないと思うけれども、どうなんだろう?他人事ながら、心配になってしまう。少なくとも、σ(-"-) は口頭だけではなく、実際にやってみながら身体で覚えられるように指導をしてもらいたいと思っている。
その後に、マンツーマンでコーチとのバックブロックの練習をしてもらう。いつものことで、バック側に様々な強さのボールを送ってもらいながら、ブロックの練習をしていく。強く打たれたときは、なんとか力を逃しながら返すことはできてきているけれども、急に緩く球を送られるとタイミングが狂って、上手く返すことができない。力が入り過ぎて、オーバーミスとなってしまったり、かといって力を抜くと相手コートまで飛んで行ってくれない。緩急をつけられると、緩い時の方がミスが多くなってしまう。これは、多分相手も緩急をつけられると困るんだろうと思うけれども、緩く打つっていうのはとても勇気がいる。緩い球を送ると、強打されてこちらが不利になりそうなので、どうしても強く打とうとしてミスをしてしまっている。緩く打つ勇気を持たなければ・・・
その後は、再び自主練習となり、先ほどと同じSさんとコート全面を使ったランダムでの練習を行う。4人で、二人がコーチとの練習になるので、残りの二人が組むことになるのだけれども、考えたらコーチ以外のペアになると最初と同じにならざるを得ないのだ。いつもと同じように、サーブを2球づつだしながら試合形式での打ち合いを行った。Sさんはあまり動かないので、フォアからバックに切り替えると、面白いように球が抜けていく。そんなに早い球でなくても、余裕で抜けるので調子に乗ってバックへの切り替えを行っていた。そのうち、バックも警戒しだしたので、逆にフォアへの切り替えをするとこれまた、一発で抜けていくのだ。近頃、σ(-"-) 相手のラケットの面を見る努力をしているので、Sさんの切り替えはマルっとお見通しなので、抜かれることはない。
その後は、コーチも入れてじゃんけんでペアを作って、ダブルスのゲーム形式を行うことになった。3組のペアなので、σ(-"-) ペアは、ゲーム形式の横で全面のランダム形式の練習を振替教室の人と行った。この人は、ペンホルダーなので普段打つことのないタイプの人だ。ランダムと言いながら、なぜかフォアのドライブでの打ち合いとなる。σ(-"-) としては結構下がって、中陣辺りからのフォアドライブとなった。ふだん、こんなに下がってドライブを打つことはほとんどない。初めのっ経験と言っても良いくらいの距離での打ち合いだ。まま、結構遠いので思いっきりラケットを振れてて、気持ちよかったです。
そして、いよいよダブルスのゲームを行うことになった。第1試合は最初のうちサーブへの対応が上手くいかず、結局第一ゲームは8-11で取られてしまった。第2ゲームは、不思議とサーブレシーブが上手くいって、先行していたのだけれども、途中から巻き返しに合い、何とかグダグダになりながらも12-10で制することができた。第3ゲームはシーソーゲームとなったけれども、最後に力尽きて9-11で取られてしまった。勝てるチャンスはあったと思うけれども、そこでサーブレシーブミスをしたりして、あと一歩及ばなかった。
次に、もう一組のペアと第2試合を行った。第1ゲームは、これまたサーブレシーブがかみ合わず、6-11で取られてしまった。続く第2ゲームは雪辱をと思ったのだけれども、コーチの粒高の返球が魔球のように我々を翻弄し、結局8-11で負けちゃった。
その後、コーチからなぜ負けたのか、の解説を聞きながら練習をつけてもらった。特に、粒高ラバーを生かして、相手の回転を逆手にとって予測不能の返球をしていく術を教えてもらった。実際に、コーチが右横回転のサーブを出してくれて、それを粒高でそっと粒を倒しながら返球するコツをしっかりと練習させてくれた。今のクラスでは、粒高はσ(-"-) 一人だけなのに、わざわざその一人のために、懇切丁寧にコツを伝授してくれたのだ。本当に、ありがたいこっちゃ~(周りの人には、迷惑な話かもしれんけど。)
粒高ラバーの使い方が、こんなところにあるとは全く知らなかったし、それを生かしても来なかった。でも、これからこの粒高ラバーのコツを使えば、ゆるく返球することにも勇気をもって挑戦できそうだ。これからは、緩急をつけた卓球を目指していくぞ。







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