議員報酬を引き上げるだって・・・
ここ数日の大手マスコミの報道は、大分県の火事問題、クマが里山から市街地へ出てきた問題、愛子様のラオス訪問、台湾有事に対する総理答弁への中国の恫喝、と言ったことばかりだった。どうも、”あやしいなぁ”って思っていたら、案の定、その裏で議員報酬の増額する法案を検討しようとしているじゃないか。
そして、このことについて大手と言われているオールドメディアのマスコミは、口をつぐんで何も言っていないようにしか見えない。YAHOO NEWSで小さく報じられているのみだった。最初は、議員の報酬を50,000円下げるのかと思っていた。しかし、実態はその逆だった。
「政府は今国会に国家公務員の給与を引き上げる給与法改正案を提出する予定。自民党は民間の賃上げの流れや、一般職公務員の給与が国会議員を上回らないとする国会法の規定を踏まえ、歳費増の改正案を検討している。」というニュースになっている。
公務員の給与改定については、理解できる面もある。民間準拠で賃金の引き上げを行わざるを得ないのだろう。しかし、この中に国会議員の給与も包含して、歳費を引き上げようなんて言うのは、ちょっとやり過ぎじゃないのかい。今でも、国会議員には議員報酬があり、さらには歳費も出され、新幹線や飛行機にも無料で提供されている。さらに、住居は議員官舎があり、もう至れり尽くせりである。
海外の議員報酬は、確か日本ほど高くなかったはずである。それなのに、現行からさらに議員報酬をあげようという、今回の法案には納得がいかない。大体、裏金議員さんが横行していたり、秘書を迂回してお金をうまく回していたり、お金の流れがあまりにも不透明すぎる。自分達だけは、特別だと思い込んでいるから、毎度毎度、議員報酬の改正を行ってきているのだろう。議員立法すら一本も出していない、ポエムくんでさえ議員報酬が上がるなんてとんでもないことだ。
国民に一回限りの物価高対策として、子供がいる世帯に一人当たり20,000円としながら、自分達には今後も永続的に増え続ける50,000円増額を検討するなんて、何を考えているんだろう。国民の物価高での生活の苦しさなんて、やっぱり国会議員サマにはわかっていないんだろう。与党がこんな案を提出しても、政府としてキッパリと議員報酬の部分については突っ返してもらいたい。そうしないと、今の政治不信は一向になくならず、かえって不信感を深めるだけだ。この物価高で国民が苦しんでいる時に、議員自らの報酬をあげる法案を出してくること自体が、与党としてはセンスが全くない。一体全体、与党って、何もわかっていない人の集まりばっかりなんやなぁ。維新の会もしっかりせんとあかんで~。ほんま、他人には厳しく自分には甘い人ばっかりじゃわ。
身を切る改革と言っている”維新の会”には、断固としてこの案の国会議員報酬の部分を蹴ってもらいたいもんだ。はたして、”維新の会”にできるのか、それとも身を切る改革は口先だけなのか、これは見ものかもしれないぞっと。





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