天災は忘れたころに  その2

 「天災は忘れたころにやって来る」と言われている。前回は、千島海溝がスロースリップをしていて、関東から東北にかけて大きな地震の前兆となっているかもしれないという事を書いた。

では、西日本の方はどうなんだろうというと、こちらはもう「忘れたころ」というよろも「すっかり忘れ去られている」状態で、とても危険な事態になっているという。しかし、多くの人は、本当にすっかり忘れているので、「天災は忘れ去ってからやって来る」という事なのかもしれない。そして、一旦地震が発生した時には、想定外だったという事を言い出すのだろう。


今、もっともホットなスポットは「大阪の上町断層帯」らしい。今後30年間に地震が発生する確率は3%になっているらしい。阪神淡路大震災が地震発生確率0.002%で起こったわけだから、3%というのは決して低い予測数値ではない。というか、いつ起こっても不思議ではないというレベルに値する。

しかも、この”上町断層帯”による地震の発生周期は8000年程度と見積もられていて、現在は既に前の地震発生から9000年経過しているらしい。そのため、西日本に住んでいる人々も、大阪を震源とする大きな地震が発生するなんて、毛頭思ってもいない。


この”上町断層帯”は大阪平野を豊中市から岸和田市あたりまでの42キロほどもある。そして、断層帯全体が一つの区間として活動した場合、マグニチュード7.5程度の地震が発生すると推定されている。また、その時、断層近傍の地表面では東側が西側に対して相対的に3m程度高まる段差や撓みが生じる可能性がある。

この様な大きな規模の地震が起こる可能性を、大阪平野は抱えているといえる。しかも、平気発生周期と前の発生からの期間をみると、時限爆弾が大阪平野にはセットされているともいえる。しかも、多くの方々は上町台地が堅牢な場所で安全であると妄信している。そこが、上町断層の真上であることも知らずに・・・


1人でも多くの方が、この上町断層帯による震災のことを気にかけてくれるとありがたい。そのことにより、量子物理学の考え方から行くと、無効化する可能性も無きにしも非ずなのだから。しかし、こんな時限爆弾が大阪平野にセットされているなんて、露にも思わなかったや。










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