今年の月見祭
σ(-"-) の地域のお祭り「月見祭」が昨日から行われている。今年は8月末には準備の提灯が街中に張り巡らされた。例年、9月には台風がやってきて提灯が吹き飛ばされたりするのに、今年は台風がやって来なかったので、提灯はすべて無事だった。9月21日には試験曳きも行われ、準備万端だ。それなのに、土曜日は朝から雨がパラパラと、降ったりやんだりのあいにくのお天気だ。
せっかくのお祭りで、ここまで台風も大風や大雨もなく、なんとかやり過ごしてきたのに、「月見祭」の本番で月見ができないという事態だ。それでも、街中は太鼓や笛の音が鳴り響いている。今日は、八幡さんへの奉納の儀が「月見祭」のハイライトだ。
街中を太鼓台が練り歩いていく。こんなに大きくて、重たい太鼓台を、なぜこんなに狭い道を練り歩くのかと思うけれども、昔からあった道を練り歩くので、どうしても狭い道を練り歩くことになる。もっとも、大きな道を歩き出すと交通規制が大変だという事もあるだろう。こんなに多くの人が住んでいるのかと思うほどの人が集まってきて、太鼓台を担いでいる。そして、見物している人達がその周りを取り巻いている。もう、街中総出の状態だと思われる。
このふとん太鼓は、近隣の9町より奉納される。それぞれの場所から参集し、午前11時より一時間ずつ順に八幡さんの境内を練り歩いていく。そして、運行は午後10時30分まで続いていくのだ。そして、翌日曜日には午前10時より各町順々に一時間ずつ境内を練り歩いたていき、夜の10時まで境内での運航が続くのだ。ありがたいことに、天気は何とか持ちこたえて、満月の中、無事に奉納を行うことができた。
日曜日は当初雨の予想だったものの、何とか曇り空で天気は持った。朝から、それぞれの町の時間ごとに境内にやってきて、練り歩きを続けている。ふとん太鼓を担いでいる人達は、明日は筋肉痛で大変なことだろう。それでも、皆んなけなげにふとん太鼓を担いで練り歩きをしている。
全国的には、岸和田のだんじり祭り程有名ではないけれども、こちら泉州地域では結構有名なお祭りのひとつである。豪華で勇壮なお祭りだけに、多くの観光客も見に来ているのかもしれない。
古くより堺、泉州の人々に親しまれてきていた、今年の月見祭も無事に終わっていった。今年も、稲の成熟期を迎え豊作を祈るとともに、八幡さんに伝わる放生会と満月を祝う風習を願うことができてよかった。
コメント