二股膏薬のつまらん男

 高市首相が一昨日決まった。しかし、参議院でおかしなことが起こってしまった。最初の票読みよりも高市氏に1票多く入っていたことだ。連立を組んだり協力をする党は、第一回目の投票と同じところだから、本来なら同じ票数になるはずである。それが、なんと一票おおいのだからふしぎなことである。


その種明かしが、報道されてきた。なんと、国民民主党の小林さやか参議院議員が、参議院での首相指名選挙の決選投票で玉木雄一郎代表に投票すべきところを、誤って自民党の高石早苗総裁に投票してしまったらしい。本人に造反の意思は一切なく、「決選投票は高市氏か野田氏の2択だと思い、頭が真っ白な状態でミスしてしまった。改めて気を引き締めて、今後の議会活動にあたっていきたい、と述べているようだ。


まぁ、普通に考えると決選投票となって、こんな単純なミスをするとは思えない。小林氏は自分の意思で高市総裁に投票したとみるのが自然ではないだろうか。ただ、そのことを実際に認めてしまうと、党の拘束違反やメンツがマルツブレとなることは必至である。そのため、ミスをしてしまったことにしているのだろう。

しかし、この状況よりももっと説明がつかないのが、衆議院の総理選出選挙において、無所属の吉良州司氏が3票集めている事態である。奇怪な理屈を述べる元維新の会の人は日和見のどうしようもない男のようだ。元維新の会の”守島正”衆議院議員は国会閉会中、有志・改革の会として、会派内外で首班指名に向けた調整を行ったが、一本化が困難となった。結果として、有志・改革の会を解散し、従来の改革の会3名と有志の会4名にに分かれた。私は維新を抜けて以降も、大きな考えは維新と同様であるため、政策実現のために自民・維新の連立を肯定的に捉えていた、と述べている。


改革の会の斉木氏は、維新の離党の理由として、維新内に自民党との連立を模索する動きがあるとの見方を示しており、安易に連立入りすべきではないとしていた。今回、同じ改革の会である守島氏は維新の会が自民党と連立するにあたって、世間の風がなびいていることを察知して、全くトンチンカンな理屈を並べ立てた。落ち目となっている維新を見限り、少数野党に合流するのか、会派に入って実質的に自民側に都合と思っていたら、まさかのイシンが連立してしまったので、あわてて古巣である維新の会へ胡麻をすったというふうにしかみえない。それにしても、信条もなにもないすっからかんのしょうもない男がいたもんだ。


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