尻に火がついても私利私欲
自民党と維新の会が協力をすることを決め、協定を締結するそうだ。もともと、自民党の別同部隊のような維新の会だっただけに、そんなに驚くことでもない。ましてや、ポエム小泉氏が総裁になれば連立与党に与することを裏で画策していたそうだから、当然的な帰結となったのだろう。
しかし、”維新の会”のあざとさだけが際立って見えるように思えてならない。当初は、政治とカネの問題と消費税を2年間0%にすることを、自民党との協議で外せない課題だと言っていたはずだ。それが、政治とカネ、特に企業献金問題についてはどうも折り合いが難しいと思えたのか、急遽「議員定数の削減」が維新の会の一丁目一番地とか言い出した。
これならば、自民党も乗れる話であるし、維新の会が自民党に擦り寄るのにカッコウの大義名分と、イソジン吉村氏は飛びついたのだろう。イソジン吉村氏は自民党と維新の会の連立に向けて、四の五の屁理屈をこねながら正当性を言っているけれども、言えば言うほど胡散臭さがにじみ出てしまう。コロナ禍の時も、万博の時も、このイソジン吉村氏はやっている感を醸し出そうとするけれども、そうすればするほど嘘くささがそこはかとなく漂う。
今回も、絵を描いたのはハニトラ橋下氏なんだろう。ひょっとすると、C国の大使様に公明党が連立離脱したかわりに、維新の会が入って親C国的な動きを急かされたのかもしれない。ハニトラ氏も関西系のテレビで、嬉しそうに裏話というか、舞台裏を洗いざらい話している。その様は、まるで、自分のことのように。これでは、ハニトラ氏が自民党の木偶人形菅氏と結託して、暗躍しましたって白状しているかのように、当事者でないと知りえないだろうことまで、嬉々としてしゃべりまくっている。おそらく、自民党の木偶人形菅氏は高市総裁を総理にするために汗をかいて、その代わりに手駒であるポエム進次郎氏を重要閣僚に押し込む取引を高市氏に迫っているのだろう。そうしないと、ポエム進次郎は金輪際総裁選にも出ることができないような瀬戸際に立たされていることをはっきりと木偶人形は認識しているに違いない。なんとか、この土俵際でポエムを踏みとどまらせ、捲土重来を期さないと、二度と総裁選の芽はなく、自分も重鎮として君臨することができないのだから・・・
そんな、魑魅魍魎たちの思惑だけで、今回の閣外協力や政権が決まっていくっていう事なんだろう。これじゃぁ、今の自民党で誰が総理総裁になっても、結局は何もできずに、これまでと同じことが続いていくことになるんだろう。尻に火がついて、ちっとは目が覚めたのかと思ったら、私利私欲でしか動かない”内向き志向”は一向に変わっていないことが露呈してしまった。
また、これで一年間の短命政権が誕生して、国民を失させまくるのか、トホホ・・・
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