スティールパン演奏

 9月にはいっても、依然として暑い日が続いている。朝に買い物に行ったのだけれども、太陽の陽は相変わらず厳しく、ムッとするような暑さに閉口してしまった。こりゃ、当分は暑い日が続いていくんだろうな。




先日、ある団体主催のスティールパン演奏会を聞きに行った。スティールパンを知らなかった、σ(-"-) てっきり、鉄のフライパンを使った演奏会なんだと思っていた。ところが、演奏会に行って初めて、このスティールパンっていうのはドラム缶を切って作った楽器だという事を知った。しかも、音階があり繊細な音の打楽器であることも初めて知った。トリニダード・トバゴ発祥の打楽器なんだとか。


最も高い音の出るのがテナーパンというもので、主にメロディーを担当している。そこに、ダブルセコンドやダブルギターが重低音を加味して、独特の涼しげでウキウキとするような感じの演奏が生まれてくる。さすがは、南国の楽器という感じである。

なんでも、トリニダード・トバゴでは年に一回、このスティールパンによるカーニバルが開催されるそうだ。このカーニバルは世界三大カーニバルの一つなんだそうだ。このカーニバルのために、日々の練習に励んで、各地での予選を勝ち上がり、晴れてコンテストに出場できるそうだ。日本の人も練習を重ね、現地のチームに入って、このカーニバルに出ているそうだ。


不思議なことに、打楽器と言いながらも繊細な音で残響音として響いてくるので、聞いていると、その独特な音色に魅了されていく。きっと、この楽器の裏には色々な物語があり、いくつかの障害を乗り越えて楽器として完成していったのだろうと、この音色を聞きながらついつい妄想をしてしまった。

調べてみると、1980年発表の郷ひろみの「セクシーユー」

で演奏されたことで、日本でも一般的に知られるようになったそうだ。




道理で、 どこかで聞いた様な、懐かしい感じがしたんだ。しかし、言われてみないと気づかないもんだ。南国ムードの明るくて、踊りだしたくなりそうな、そんな感じがしていて聞いていても心地よい。

たまには、自分の知らない世界を覗いてみるのも、刺激になって楽しいもんだ。そして、そのことが、自分の経験と重なり合っていたりすると、何かのめぐり居あわせのように感じてしまう。長く生きていると、知らないと思っていたことにも、どこかで遭遇していたり、関係していたりするもんだ。はじめは、打楽器としてのリズム主体の演奏で、音階があるとは想像だにしていなかった。うん、今日はなかなか良いめぐりあわせで、なんだか得をしたような気分だ。














テナーパンという、



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