院政って責任は取らないよね
先週は雨が多くて、暑さのピークも過ぎたのかと思っていた。ところが、今週にはいってからは、またまた太陽の威力を見せつけるかのような天気が続いている。おかげで、久々に命の危険性のある、各地で猛烈な暑さが襲ってきた。もう、お盆も過ぎたことだし、少しは暑さも和らいでもらいたいです。
大阪都構想の是非を問うと、イソジン吉村氏が鼻息荒く語っている。党の創設者である橋下氏が「自民も公明も弱っている。副首都構想一本に絞って、連立を組んだらいい」とテレビでの発言を受けて、イソジンくんも後先考えず突っ走りだした。なんせ、副首都構想は東京一極集中の是正、非常時の首都機能の代替などを目的においている。地方分権を標榜する維新にとっては、原点ともいえる目玉だから、イソジンくんも法案作成を指示した。
大阪府民や市民にとっては、うんざりだ。もうすでに、2回も否決している。それでも、政治家でもなんでもない、コメンテーターの創設者・橋下氏が発言すれば、過去のことはなかったことにして”都構想”へ一斉に走り出す。こんなバカげた、住民を無視した行動は考えられない。なんのために、2回も都構想の住民投票を行い、否決されても再度住民投票を実施したのか。民意が反映されていないことに全力を挙げる”維新の会”ってどうなっているのだろう。これでは、橋下氏が院政を引いていることいわれても仕方がない。しかも、選挙の洗礼も受けていない、責任のない立場で好きかって言っていることを、真に受けている”維新の会”はドン・キホーテみたいって思われるんじゃないんだろうか。
自民党とどこが違うのだろう。総理・総裁がいようとも、院政を引いた年老いた老人が、権力抗争を楽しんでいる。そして、責任はとらずに自分の利権だけを増大しようと暗躍している。年齢が違うだけで、まったく構図は同じようなものだといえる。
フジテレビは、そんな橋下氏が大好きなようだ。お昼下がりの番組に、毎日のようにコメンテーターとして出演させて、フジテレビが好む方向性に発言をしてもらっている。そういえば、”中居クン問題”の時も随分と中居クンを擁護していてけれども、風向きが悪くなったら、知らん顔しているよね、橋下さん。
どうも、橋下氏は物事を客観的にとらえて論理的に結論を導くのではなく、結論を決めてから理由や屁理屈をどんどんと後付けしているとしか思えない。しかも、その結論は世間受けするものや、逆張りで世間の耳目を集めるっていうもので、とにかく注目さえ浴びればという姿勢が見え隠れしている。
フジテレビさんも、いまやスポンサーから見はされていて大変な時に、ますます迷走をしてしまっているようにしか見えない。まさか、まともな人は誰も出演しないとかじゃないとは思うけれども・・・あんまり、身内だけの論理ばかりが先行して、視聴率のためなら逆張りでって考えているようだと、なかなかスポンサーも帰ってきてくれないのではないだろうか。それとも、上層部の方々はまだまだ昭和の感覚で、世間の風向きすらわからなくなっているのかもしれない。それとも、いまだにHさんのご意向に沿って、企業経営ごっこを行っているのかな。
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