停電で帰れない

 ようやく夏空になったと思ったとたん、猛暑日になってしまった。久しぶりの猛暑日は、老体には厳しすぎる暑さである。




昨日の夜、関西万博で停電のため電車が動かない事態が発生した。主催者側もバスやタクシーの手配をしたようだけれども、いかんせん人が多すぎる。そのため、万博会場から移動することができない人が
多数出て、結局は万博会場の中で30,000人近くの人が野宿をすることになったようだ。

この暑い日の中で、会場内で野宿となった方は災難としか言いようがない。近くにはコンビニエンスストアもなく、軽食や飲み物が手に入らなかったことだろう。そのうえに、頼みの綱の自動販売機の飲み物も既に売り切れてしまってしまい、飲み物さえも手に入らない状況となったらしい。

スタッフの方々が、ペットボトルの水や軽食を提供していたそうだが、どうも全員には行き渡らず、焼け石に水状態だったのかもしれない。万博会場はこうなると、陸の孤島と化してしまう。とにかく、会場へのアクセスが限定的であるリスクについては、開幕前からもズ~~ッと指摘されていた。このような大型イベントにおいて、見栄えや政治的な思惑以上に、安全性をまず第一に考えるべきだと思う。この暑い夏の夜に、熱中症による最悪の事態が行らかったことは、不幸中の幸いとしか言いようがない。

今回のことを見ていて思ったことは、不測の事態が発生した場合の迅速な判断と指揮命令系統ができていないではなく、しっかりと機能してもらいたいということだ。あと2か月ほどの期間を残しているけれども、これかは台風も来る可能性がある時期だ。今回のことを糧にして、緊急時の対応をきちんととれるように体制を立て直してもらいたいと思う。


どうも、万博協会の上層部の人たちは、事なかれ主義で、リスクマネジメントができていないのではないかと疑問視をせざるを得ないようにも見える。イソジン吉村氏も、調子の悪い時には何らメッセージを出していない。理屈をこねるだけでなく、誠心誠意のこもった対応をまずは見せることが重要だと思う。

閉会に向けて最後のコーナーを回ったところぐらいだろう。”終わりよければすべて良し”と言われるように、せっかくのイベントがマイナスのイメージで終わってしまうことが無いように、お役所仕事ではなく、もう一度初心に帰ってリスクマネジメントを構築してもらいたいと切に願います。特に、いい時にはいつも出て来て、えらそうなことを言うイソジン吉村知事には、こういう時こそリーダーシップを発揮して安全対策をきちんと立ててもらいたいものだ。逃げてばかりいるイメージしか彼には持てないのが、とてもかなしい。

梅村みずほは参政党で当選

代表 弁護士 口先だけの

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