裏面は異質

 相も変わらず、暑い日が続いている。体育館の周りの木々には、おそらく大量の蝉が集まっているのだろう。ギャンギャンと夏を謳歌するように鳴いている。もう、風流とかという感じではなく、工事現場のような耳をつんざくような大音量である。短い蝉の一生を思うと、精一杯この夏の日を生きていってもらいたいものだ。そんな、蝉しぐれの木々を通って体育館まで歩いた。




今日も、体育館の開館と同時に体育館に到着し、着替えを済ませて練習場へと向かう。教室が始まるまでの10分間程度で、サーブの練習を今日も行う。横回転サーブを出すのだけれども、どうもショートでもなく、ロングでもないサーブとなっている。おまけに、中途半端な曲がり方だ。どうも、ラバーにもっと食い込ませる必要があるようなのだけれども、ラバーに食い込ませるとオーバーをするし、球をこするだけでは、期待したほどの曲がり方を実現できない。サーブもなかなか奥が深くて、納得のいく横回転サーブをなかなかだせないままだ。

 

今日の参加者は7名と、卓球教室に行きだしてから初めての大人数となった。いつものSさんとHさんMさんとσ(-"-) が今日のクラスのメンバー。それ以外に、クラスの振替の人が3人もいらっしゃる。

いつも通り、最初はウォーミングアップから始める。くじ引きで、σ(-"-) よりも一年早く入っているSさんとフォア打ちをすることになった。今日は、最初の数分でフォアのラリーは終えて、3球程度のフォア打ちのあとにバックに球を送る。Sさんにはバックに送るときにバックだよと言ってからバックに球を送る。その球をバックで打ち返してくるけれども、律儀いSさんはバック側に返球してくる。これを、バックで返すことになるのだけれども、σ(-"-) の裏面は粒高なので下回転に代わってしまう。そのため、ことごとくSさんは落としてしまう。バック側は下回転になるので、持ち上げてもらうようにお願いするけれども、ついついSさんは普通に振ってしまって、球を落としてしまっている。少し、悪いことをしたような気がしないでも無い。


つづいて、教室の振替で初めての方とのラリーをした。初めての方なので、慎重にフォアでのラリーを続けていたけれども、途中でコーチから「フォアとバック」で練習をしてはと言われたので、その通りにすることにした。この方のバックもσ(-"-) と同じく、ブロック気味に打たれるので、フォアの練習を気持ちよくできる。しかも、バックも裏ソフトなのでより打ちやすい。(そういえば、裏面に粒高を張っているのはσ(-"-) だけだった。)その後は、フォアとバックを入れ替えてバックブロックでのフォアとバックラリーを続けさせてもらった。相手の方は、粒高で討ちにくかったのだろうなと、ここでも少し悪いことをしているような気になってしまった。


その後、ハエたたき打法のHさんとラリーの練習となった。相変わらず、Hさんのフォアは”はえたたき”みたいな打ち方で、全く変わっていない。ご本人は、普通に振っているつもりのようで、素振りの時には違和感がないものの、ボールを打つ段になると、個性的な”ハエたたき打法”が炸裂する。上から下へ打ちおろすので、球は非常に早い。まるで、連続したスマッシュがやって来るようなものだ。おそらく、続けることが目的のラリー練習でなければ、少し低めに球を送れば空振りをするか、下に打ち込んでしまって返球ができないことになるのだろう。しかし、今は続けることを目的としたラリーなので、できるだけゆっくりした球を送るのだけれども、すごく早く球を返球してくる。ゲーム形式と割り切れば、これも素早く対応する練習になるので、ありがたいことだと思う。


この後、いったん休憩をとって、熱中症にならないように水分補給を行う。昔は、といってもほぼ50年ほど前のことだけれども、運動部の練習中には水分補給なんて許してもらえなかった。今や、水分補給の重要性がいきわたっているので、執拗に水分補給を促されている。

休憩後には、コーチとバックブロックの練習をしてもらうことにした。コーチにはなるべく速めの球を打ってもらって、バックでブロックをしていく。ブロックの時にどうしても押してしまうので、オーバーミスが多かったのだけれども、今日は球の勢いを逃すようにしてブロックを行って、なんとか台におさめることができるようになっていた。その後にドライブ的な球出しをしてもらっても、バックでブロックをしていった。その後は早い球とドライブを混ぜながら、球出しを行ってもらって、バックブロックで球を止める。今日は、球の勢いをうまい具合に逃して、台上におさめることが9割方うまくいったと思う。

コーチとの球出し練習のあとは、教室振替の3人とσ(-"-) 4人でゲーム形式の練習を行った。4人なので、ダブルス形式でのゲーム練習となった。サーブからツッツキをして、そこからの展開となるのだけれども、フワッとあがってくる球をチャンスとばかりに打っても、お互いにオーバーミスにより終わってしまうことが多い。どうも、チャンスボールに見えるのだけれども、緩い球のためなのか、強く打とうという気がより強くなるのか、バックスイングが大きくなってしまい、結果、オーバーミスにつながっているように思える。どうも、チャンスに見える球ほど、罠が潜んでいるような気がする。卓球も人生と同じようで、チャンスに見える時ほど、落とし穴が仕込まれているのかもしれない。

ゲーム形式で、点数をカウントしていないけれども、動き回りながら楽しんで卓球をしたなぁ、って思える時間だった。楽しい時間は、あっという間に過ぎていて、気がつくと次のクラスの人たちが入ってきていた。今日もあっという間に、卓球教室の時間が過ぎていっていた。暑いけれども、今日も気持ちよく身体を動かせて、よかったわ~。


コメント

このブログの人気の投稿

移転するんですって

名店が帰って来た Me B.B.Q

夏休みもあと少し