今日がスタートライン

 三連休の最終日、昨日の参議院選挙の開票結果が繰り返され報道されている。あつい選挙期間を無事乗り切り、ようやくたどり着いたと思っても、まだまだ暑い夏の日が続いている。すっかり梅雨明けの真夏の様相となり、夏本番だ。小中学生は夏休みに入って、暑い中だけれども宿題に、レジャーに、遊びに、元気に過ごしてもらいたいものだ。




昨日の参議院選挙の結果が、今朝の8時30分に最後の一議席が判明した。最後のカードを手にしたのは、なんと、なんと、驚きの自民党であった。比例区はドント方式での当選を決するので、毎回、最後の一議席はこのように遅くなってしまう。


昨晩20時ごろから、ず~っと、与党の過半数割れが言われてきた。その一時間も経たないうちに、与党の大敗が確定的となり、野党の躍進が伝えられてきた。

とくに、参政党と国民民主党が躍進をしてきた。立憲民主党は、改選前を上回ったものの、伸びは低く、与党の受け皿とはなりえなかったともいえる。日本維新の会は、関西ではなんとか面目を保ったものの、地域政党の域を出ることはなく、かつての勢いはすっかり失せてしまった。おそらく、以前の代表といわれる人の言動が、関西以外では受け入れられないのだろう。関西でも、受け入れている人とうけいれられない人が、明確に分かれている。

今回の選挙期間中に明らかになったのは、オタク石破総理大臣のあまりにもちいさいケツの穴であった。大人物とは言わないけれども、普通の感覚をもった、ごく普通の人かと思っていた。しかし、この総理大臣サマは追い込まれれば、追い込まれるほど、少しの、ほんの小さなことにも不機嫌になり、怒っているような口調になる。アホノミクス安倍ちゃんも、追い込まれると、狂ったように怒りの口調でまくし立てていたけれども、イッシーも不機嫌そのものでケンカ腰になることがよくわかった。


総理大臣になる前は、耐えて、自民党の中では国民の声を代弁できる人の様に振舞っていたのに・・・総理大臣になると、国民の声は一切聞かず、自民党の内部論理に唯々諾々と従うだけの、腹話術人形に成り下がってしまった。そして、選挙期間中は、不機嫌さからか嫌なことを質問されると、喧嘩腰で話すという最低の態度が目立った。自民党は、負けるべくして負けたというところだろうか。”勝ちに不思議の勝あり、負けに不思議の負けなし”である。当然、執行部の責任問題や内紛にもなるんだろうけど、今、そんなことをしている暇はないと思うけどな。

そして、野党は勝った勝ったと騒ぐだけでなく、今回の公約に掲げていた”消費税減税”について、足並みを揃えて実現してもらいたいものだ。消費税減税もゼロから8%までの幅はあるし、恒久的と時限的という違いもあるけれども、ここは野党として公約を実現させることができれば、民意をきちんと反映したという事で、政治への不信感を払しょくできるのではないだろうか。すくなくとも、公約で物価高対策として小税減税を掲げたのだから、ここぐらいは野党が一致すれば実現ができる政策である。(もっとも、日本維新の会が抜け駆けして反対しそうだけど・・・)


そして、大躍進をしたといわれる国民民主党は、”勝って兜の緒をしめよ”を胸に秘めて行動してもらいたい。そのためにも、まずは玉木代表の総理大臣になりたいという野望を封印して政策実現へ取り組むことが一番だ。「禍は幸福の仮面をかぶって待っている」今こそ、自重しこの流れを大きなうねりに返ることができれば、自ずと総理大臣の椅子にたどり着くだろう。総理大臣になりたい、なりたいと、よこしまな、曇った目で包め続けると、またまた足を引っ張られたり、躓くことになるだろう。勝った時こそ、慎重に、誠実に、でも着実に党として掲げた公約を実現し続けることこそが、遠回りのようで近道になるものなんだと思う。

今日がゴールではなく、今日からがスタートなんだよ。忘れないでね。



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