TACO大統領閣下さま
5月は最後まで、週末ごとに下り坂の天気が周期通りにやってきて、雨降りとなっていた。この6月、旧暦ではいうところの”水無月”、お天気はどうなるんだろう。蛇足だけれども、無は古語で協調の働きをもつ”の”を意味する表音文字なんだ。つまり、水無月は「水の月」という意味。昔は、田植えや稲刈りは最も重要な作業で、「田んぼに水を引く月」ということで、6月を”水の月=水無月”と呼ぶようになっています。
トランプ大統領閣下さまが中国との関税を大幅に下げて、今後も関税に関する交渉を継続させていくことを決定した。これにより、アメリカの株価は少し持ち直すことになった。これまでも、相手の足元を見たような嫌がらせの政策を発表し、株価を下落させた後に、自身の方針を撤回して株価が再び上昇するようにしている。このトランプ大統領閣下さまの行動パターンをさして、ウォール街は”Trump Always Chicken Out”すなわち”TACO”って命名したらしい。
なんだか、株価を操作して自分達だけで儲けているインサイダー取引のニオイがしないでもないやり方だ。これは、これで大統領という権力を使って、やってはいけないことをやっているととらえられかねない。やっぱり、お金のニオイには敏感なんだよね、トランプ大統領閣下さま、およびその後一行様。特に、仮想通貨好きのヴァンス副大統領。ほんと、お金大好きの、ご追従一辺倒のお友達内閣で、まともな人はいないみたいだね。
中国との関税合戦をみていても、115%もの追加関税の引き下げを行った。行ったのか、行わざるを得なかったのか?足元をみて、とてつもない条件を提示して、自分の首が締まりかけると、あわてて譲歩した条件で取り繕う。これでは、”TACO”って言われても仕方ない。実際、”TACO"としか見えない。
これまで、トランプ大統領閣下さまは、Mad Man Theory を忠実に実行することで、世界を相手に煙に巻きながら思い通りの施策を実施してきた。しかし、第2次トランプ政権では、Mad Man の振りをしていても、気の弱さなのか、取り巻きが弱いのか、Mad Man になり切れないから、世界中からなめられている。
♪♪♪
Mad Man に成りたくて Mad Man に成り切れない
Mad Man になり切らなきゃ それが悩みの種じゃん
今のところ、Mad Man Theory を忠実に演じているのは、金正恩とプーちゃんかな。トランプ大統領閣下さまは役不足で、連敗続きの下っ端っていうところにまで落ちちゃっているよ~。弱い者には強く出れるけれども、相手が強く出てくると腰砕け。中国にはまったく相手にもなれない。ロシアには、毒饅頭を食ったか、ハニートラップを食ったかしらないけれども、端から弱腰。まったく世界の弱い者をいたぶるいじめっ子、ジャイアントランプと言われかねない体たらくだ。
それにしても、”TACO”って、これからタコスを食べる都度、思い出して吹いてしまいそうやわ。うまい事命名したものやなぁ。今年の流行語大賞を狙えそうだぜ”TACO"
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