いつか見た光景
珍しく、気持ちの良い晴れ間の日が二日も続いている。ちまたでは、夏日となるようで熱中症に気をつけるように呼びかけられている。しかも、今週は週末も雨が降らずに済むらしい。梅雨入り前の、つかの間の良い天気の日々なんだろうなぁ。
令和のお米騒動と言われ、おコメの値段がうなぎのぼりに高騰していた。しかし、政府が備蓄米を流通させてきたので、ようやくおコメの値段が下がりだした。といっても、新米の値段は変わらずに高いままだ。そして、おコメの入荷が少ないので一家族につき一袋という制限をかけているのは相変わらずだ。
おコメの値段が下がっているのは、古古古米あたりがスーパーに並びだして、ようやく5㎏2,000円という従来の価格がみえてきたからにすぎない。コンビニエンスストアである、ファミリーマートでは1キログラム390円程度で販売しているらしい。(東京と大阪の各10店舗)
おコメの値段もさることながら、一番重要なのは安定しておコメを供給する、いつ行っても売り場におコメがあるという状況を作ることだと思う。一時的に備蓄米を供給させても、備蓄米と呼ばれているおコメがいつまでも永遠にあるわけではない。備蓄米というだけに、約一か月分である。30万トンと言われているが、年間のおコメの需要量は700万トンで、供給量は680万トンである。つまり、毎年20万トン足りない状況である。豊作であったりして、なんとか供給を賄っていたけれども、昨年は不作のためについにおコメが足りなくなった。
ポエム小泉ちゃんは、安定供給のことよりも価格を下げることを優先した。そして、古古古米を食べて、”おいしい”というパフォーマンスを繰り広げている。
う~~ん、この光景どっかで見たことあるぞ。たしか、スッカラ菅ちゃんがO157の時に”カイワレ大根”の風評被害を食い止めるためにやっていたパフォーマンスだ。
中身が無い人は、思いつくことが同じなのかね。とにかく、食べて見せるなんて大臣と言われる人がやるパフォーマンスなのかね。ま、どちらの人も人気取りとしての客寄せパンダみたいなものだから、党から言われたことを忠実に実現しているのかな。
重鎮の指示で動いているポエム君の主演の備蓄米劇場も、もう残ってはいない。参議院選挙が終わると、秋口の新米ができるまでは、またまたコメ不足感がでてくるんだろう。とにかく、参議院選挙を乗り切ることしか考えていない自民党。消費税減税はしたくない財務省。それぞれの思惑の絡み合った先が、備蓄米による安価なおコメの演出なんだろう。目先では備蓄米によって安いおコメも選択肢に入るようになったことだし、これで自民党はこの夏の参議院議員選挙は無事に乗り切れると左うちわなんだろう。財務省も消費税減税を言われることもなく、一律の給付金も必要なくなり、いらない算盤勘定をしなくても済む。
でも、おコメは供給量と需要は全くあっていないことを、ポエム君はどう考えているのだろう。アッ、何も考えていないか。足りなきゃ、アメリカさんやタイさんにお願いして輸入米を増やすかな。そして、またまたお得意のおコメを食べて見せて、外米も「うま~~い」ってパフォーマンスでもするのか。
それとも、日本をぶっ壊そうとしているとしか思えないポエム小泉大臣は、おコメの生産増や農家の収入増といった根本的な解決に向けて難しい局面になると、「私は、お米担当大臣としての仕事は果たした」とかなんとか言って、またお仕事を放り出して大臣を辞任するかな。もう、ポエムちゃんって裏しかないのね、だって”おもてなし”なんだもん。
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