出来ない理由はもういらん
昨日に引き続き、さわやかな一日となった。気温は27度近くまであがったけれども、そんなに暑くて困るという事はなかった。おそらく、湿度が低かったんだろう。ゴールデンウィーク明けは、バラの花が満開となっている。桜の木はすっかり、若葉に覆われているのに対して、バラの花は今が盛りのようだ。
消費税減税を野党が今夏に行われる参議院の公約として掲げだしている。そんな中、政府与党である自民党の森山幹事長が、「財源を示さずに消費税減税を主張するのは、つじつまの合わない話だとして、消費税の減税を改めて否定」したそうだ。鹿児島市内での自民党の会合の中でのあいさつらしいが、地元で英雄気取りであいさつでもしたのか・・・
確か、森山幹事長は”ある株”を保有していて、その資産が20億円にもなっている。そして、毎年その会社の株式配当が4,300万円にも上っている。不労所得として、これだけの株式配当が入ってきていたら、昨今の物価上昇など、どこに吹く風ってなもんだろう。国民の多くが、物価高にあえいでいるというのに、まったく痛みがわからないままに生活ができているから、こんな財源がどうの、つじつまが・・・、とか言いきれるんだろう。
自民党は、二言目には「財源がない」って言っているけれども、そのない財源をひねり出すように考えるのが、政治家の仕事そのものじゃないの。それを、財源がないからって、検討すらしようとしないのは、職場放棄でしかないじゃない。
σ(-"-) が現役のころ、「できない理由を1,000個考える暇があったら、できる方策を日筒だけでいいから考えろ」って口を酸っぱくして言われていたし、言ったものだ。錦の御旗のように”社会保障”を引き合いに出して、できない理由ばかりを並べ立てる、本当に仕事のできない人の様を見るようだ。
今の物価高、特におコメ不足による米の価格高騰にしても、自民党はやっている感を出しているだけで、何にもしていない。ようは、党としてやる気がないっていう事に他ならない。消費税減税で確かに税収は減少していくだろう。しかし、その減収分をカバーするために、身を切る改革をしていかなければならないのに、それをしようとしない。そりゃ、既得権益にメスを入れるわけだから、これまで以上の仕事は増えるし、嫌われる。できない理由を考えて、後ろ向きになればやり過ごせるから、極力”できない理由”を考える。そして、人間って”できない理由”を考えると、非常に高い確率で名回答を引き出す。できる方策を考えるよりも、はるかに楽な作業となるから、よけいに”できない理由”探しにはまり込んでしまう。
だからといって、”税収が・・・”、”社会保障が・・・”といって、目をつぶることは、自分の無能さを天下にさらけ出していることに他ならない。選挙で選ばれた議員であるかぎり、選挙で選ばれてもいない官僚が何を言おうとも、国民のための政策を断行していく気概が何よりも必要だ。無駄遣いを指摘されても、予算ありきの予算執行に固執している限り、今の政治家って官僚の操り人形でしかないじゃない。
ポピュリズムに染まってしまう必要はないけれども、現状を見渡してみると物価上昇の肌感覚は10%前後の上昇のように感じる。生活の糧である給料や年金は調整されているけれども、今年でも3%くらいでしょ。こりゃ、国民の生活はますます困窮していくし、日本経済そのものが沈没しちゃうよ。そうなりゃ、”取らぬ狸の皮算用”で、消費が落ち込んで消費税の税収も大きく落ち込んじゃうよね。今は、国民の生活防衛を優先して、生活に大きな影響を与える食費関連について、”何とかする方策”を一つだけで良いから考えてくださいな。もう言い訳はいらないですよ。
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