ウクライナ危機からの学び

 アメリカのトランプ大統領が、ウクライナとの首脳会談で激高し、なんらの合意なく決裂した。その後は、ウクライナへの支援の一時停止と、圧力をかけている。ロシアには肩を持つように甘言をつかい、ウクライナへは罵詈雑言である。今のウクライナ・ロシアの戦争もウクライナから始めたとまで言っている。このような認識を、もし正気でいっているなら、バイデン前大統領に言っていた「認知症の老人」は実は、トランプ大統領だという事になっちゃう。


計算づくで言っているとしたら、一国のリーダーとしては資質に疑問を抱かせるものだと思う。

しかし、日本ではあまり事の前後を報道せず、一場面だけの切り抜きを報道するので、どうしても偏った見方になることも多々あるので、その辺りはご容赦願いたい。

先日にようやく実現した両大統領による首脳会議で、よもやのアメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が、記者団の前で口論をしてしまい、全世界にその様子が報道された。


やっぱり高齢者独特の行動様式になっているね。おそらくは、ある程度の認知症がずいぶんと進んでしまっているとしか思えないね。年を取ると頑固になるし、同じことを繰り返すことが多くなる。また、すぐにキレて怒りやすいという特徴がでてくる。周りの人間が、間違いをただすことすらできない状況の今は、とても危ない状態だと思う。思い込みと、自己への自信感が誤った認識や判断を引き起こしかねない。


ウクライナに対して、今までの支援に対して、希少価値鉱物の歳出権をアメリカに手渡すことを要求している。なんでも、すぐにお金に換算して損得勘定を浮き彫りにする、トランプ大統領特有の交渉術がここでも発揮されている。自分の儲けがあるのか、ないのかだけの判断だ。今や商売人の成れの果てのような、アメリカ トランプ大統領。

なにかあれば、すぐに算盤を弾いて、金換算をしている。カナダはアメリカの第51番目の州に、グリーンランドはアメリカに寄こせ、ガザはアメリカが自由にする、パナマ運河はアメリカに返せ、ウクライナにもこれまでの支援に見合う額の見返りを要求している。(ウクライナへは倍以上の支援金を口にしている・・・これも認知症がなせる業か、取引としての吹っ掛けなのか?)この先どこまでアメリカのものにしようとしているのか。おまけに、メキシコ湾をアメリカ湾と呼ばないところには、ホワイトハウスの執務室での取材権さえもはく奪する。もう、やりたい放題、何でも来いだ。


日本は、日米首脳会議に先立って、尖閣諸島での有事については日米安保条約に含まれることを確認したと、うれしそうに報道されていた。しかし、今のアメリカさんだと守ってやったのだから、それ以上のもの(多分お金)を寄こせって言ってくるだろう。安全保障条約も大切なんだけれども、自分達で自分の国土を守れるという体制を早急に作り上げることこそ、いま求められているのではないのかな。(先日、トランプ大統領は「アメリカは日本を守るけれども、日本はアメリカを守ってくれない、だれがこんなバカな取引をしたんだ」と怒りをあらわにしていた。)

他人任せで、自分たちは汗を流さずにいて、誰が日本を守ってくれるんだろうなんてたわごとをいっている場合ではないだろう。もう、お花畑の夢は夢として、現実に自分たちで考え、実行できる力を持つことが重要なんだろうと、今回のウクライナへのアメリカさんの対応を見ながら、ジジィは思っちゃった。虫のいい話なんてないんだ、戦争は嫌だけれども、自国を守るのに、アメリカさんが守ってくれるから大丈夫っていう他力本願はないよなぁ。


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