トライアルが西友を子会社化

 西友の売却先が決まった。なんと、九州のディスカウントストアである、トライアルが西友を子会社化するのだとか。こちらの地方には、トライアルのお店がないので何とも言えない。それよりも、近くの西友にはドン・キホーテが入っているので、てっきりドン・キホーテが最有力候補なんだろうと、勝手に思っていた。σ(-"-) の予想は見事にはずれちまったよ~


イオンでもなく、ドン・キホーテでもなく、トライアルというのがなんとも驚きである。驚きと同時に、なんとなく面白くなったな、と個人的には思っている。近頃は、どこにいってもイオンのお店が目に付いて、売っている商品もどこも同じである。

やはり、近隣にある店舗はいろいろな企業で運営してもらう方が、購入の選択肢も増えるし、競争の原理も働いて、顧客側としては良いのではないかと思う。全国に展開しているスーパーは、昔はダイエー、イトーヨーカドー、ジャスコ、ニチイ、長崎屋、西友と色々と特徴のあるお店が近所にあった。それが、いまやイオン一強というような状況に変わってしまった。


しかし、イオンも大きくなりすぎて、企業コンプライアンスとかにがんじがらめとなっているように思える。それぞれの地域における特色ある商品をそろえたり、地域に即した販売というよりも、本部やセンターの効率を考えた販売を最優先にしているように感じることがママある。地域出身の企業は、当時地域に即した商品の販売で際立っていたのに、イオンになるや、その特色が消えてしまって金太郎あめのようになっている。全国どこでも同じサービスという大義名分(錦の御旗)のもと、地域独特の良さが消されてしまっている。

それでも、東京にいたころは”まいばすけっと”というコンビニに近い業態のミニスーパーが歩いて数分の所に点在しており、ちょっとしたものを買うにはべんりだった。コンビニのように定価販売ではなく、スーパー価格で買えるのも重宝した人るの理由だ。しかし、”まいばすけっと”は東京近郊にしかないようで、関西圏ではみることさえない。


一方、ドン・キホーテも近所にあるけれども、陳列の仕方が独特で、どこに探しているものがあるのかを探し出すまでに、手間と時間がかかり過ぎてしまう。この陳列方法が特徴で良いという人もいるのだろうけれども、ジジィには面倒でわかるもの以外は買えない。もっとも、メガドンキーは近所にないので行ったことがない。ひょっとしたら、メガドンキーは買い物しやすいのかもしれないけれども、行ったことがないので何とも言えない。

西友もここ10年くらいは大変な時期だっと。親会社がウォルマートになったり、投資ファンドと楽天であったりところころと変わってしまった。その都度、営業政策が大きく変わり、今のファンドになってからは、お値段が安いという事は無くなってしまった。というか、安売り競争には我関せずという姿勢がそこはかとなく見えた。

それでも、今回トライアルが西友を子会社化するというのは、良かったのではないだろうか。イオンかドン・キホーテのどちらかの子会社になっていると、それこそその会社は巨大になり過ぎて、同じようなお店がどこにでもあるけれども、同じお店だけが増えて、競争やその店の特徴がなくなり、消費者も選択の余地がなくなるところだったのではないだろうか。


経営する側にとっては大変だろうけれども、それぞれが切磋琢磨しながら、その地域の消費が盛り上がるように頑張ってもらいたいものだ。しかし、半世紀前から比べると、商業の世界ってすっかり様変わりしちゃったな。σ(-"-) も年取るはずだわ~











コメント

このブログの人気の投稿

移転するんですって

名店が帰って来た Me B.B.Q

夏休みもあと少し