大阪では名門高校さえも定員割れ
今日も暖かい日差しが、差し込んできている。なんでも、4月半ばくらいの暖かさの日々となっているらしい。一気に春が来たというか、春を通り越して初夏の陽気のようにも感じられる。このまま、暖かい日々が続いてくれるとありがたいのだけれども。
大阪府内の中学校の卒業式が、始まったらしい。高校の入試が終わったと思ったら、もう卒業式がはじまるんだなぁ・・・σ(-"-) の頃も、公立高校の入試が終わって、卒業式のころに合格発表があったような気がするけど・・・もうかれこれ、半世紀も前の話なので、記憶も定かでなくなってしまった。
それでも、思い起こせば、誕生日前後に高校の合格発表があったはずなので、多分間違いはないと思う。
しかし、驚いたことに、今年の大阪府の公立高校は定員割れが続々と出てきているらしい。寝屋川高校、八尾高校、鳳高校とそれぞれの学区の名門高校でも定員割れとなったらしい。これも、高校の授業料無償化により私立への進学が選択肢の中で大きな比重をもつようになったことが影響しているのだろう。ということは、やはり高校の授業料無償化の影響ともいえる。
大阪府では、所得制限を撤廃し、私立を含めて高校授業料無償化が実施されている。学費負担の軽減という点からも私立高校への進路選択が容易になっている。さらに、私立高校の合格発表は2月中に行われるため、早めに進路を決めたいという意向も働いて、私立高校志向が強まっているのだろう。
一方、公立高校で定員割れが3年連続となると、統廃合の対象となる。これはこれで、大変なことではないだろうか。近隣の私立高校への志願者が流出しており、特色を出せない公立高校は選択肢に入らないという事もあるみたいだ。
また、中学受験を検討する家庭も増えているのだそうだ。私立中学は無償化はされていないが、高校の3年間が無償化となれば、中高一貫校の場合は6年間の授業料のうち3年だけという事になることから、中学受験ブームとなっているのだとか・・・
いまは、大阪の一地方の問題として出てきているけれども、今国会で高校の授業料無料化が決まったので、そのうち全国的な問題になるのではないだろうか。一部の私立高校が栄え、公立高校を失くしていくことが、本当の高等教育の在り方なんだろうか?
ともあれ、今年の受験生のもとに「桜咲く」の朗報が届くことを祈念したい。
一方、日本維新の会といおうか、口先番長前原氏というか、高校授業料無償化って拙速すぎたんじゃないですか。やっぱり、国民の手取りを増やすことを邪魔した、一番罪深いことをやってしまってどや顔ばかりしていると、夏の参議院選挙で竹箆返しにあいまっせ。
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