連合はどこを見ているの

 ようやく、季節は春めいてきた。朝晩の寒暖差は非常に大きくなっている。なんでもジグザグ気候とかいうみたいだ。体調の維持が本当に大変だと思う。なんでも、強風、乾燥、火事、寒暖差、黄砂、花粉、雷、と”春の7K”に注意しないといけないらしい。




連合のお嬢様が自民党の大会に出席した。その席で、”選択的夫婦別姓導入”についての実現を今国会で実現してもらいたいと要請したとか・・・このお嬢さんは、はたしてどちらを向いて運動をしているのだろう?


確か、記憶の隅にあるのは、笹森氏が連合会長の頃に自民党大会への出席があったはずだ。あれは、小泉内閣の頃だっただろうか?

っていうか、連合はもともと”反自民・非共産”じゃなかったっけ??なんぼ呼ばれたからって、のこのこと行くかね、自分たちの主義や主張と違うところに。もっとも、少数与党となった自民党はからは参議院選挙を目当てに、擦り寄ることはありうるかもしれないが、そこに乗って出席するのかねぇ~?

百歩譲って、賃上げの要請をするのならまだしもなんだけど。それに、今年なんて総理大臣が経営側に賃上げの要請をしなくても、賃上げする気は満々でしょ、経営側も。もう、人手不足と人材が集まらないので、初任給も目ん玉が飛び出るほどに引き上げてんだから。それを、今までの論理での賃上げしか要求しないんだから、初任給との逆転現象も出てくるだろう。そこを逆転させないための配分をすると、中堅層からその上への配分は雀の涙となってしまって、とてもじゃないけど労働者の生活を改善することなどできない。平時と緊急時の違いを理解できないままに、緊急時に平時の対応を連綿としている連合は、隔靴掻痒としかいいようがない。


お嬢さんの一連の行動を見ていると、なんだか頭をなでられおだてられて、尻尾を振ってご主人様に尻尾を振る、歯(牙とも言えない)を抜かれちまった犬みたいだよ~

緊急時には緊急時のリーダーが必要で、今、平時のままの考えのリーダーを押し頂いておくだなんて、何周遅れのレースを展開する気なんだろう。

こんなことだから、アホノミクス安倍チャンや増税メガネ岸田チャンとかにうまく利用されて、”管製賃上げ”なんて言われちゃうんだよなぁ。




もっとも、このお嬢さんは年金制度においても3号被保険者反対論者なんだよなぁ~。制度を作った経緯や、意義が分かってないのじゃないかな。3号被保険者のいる男性労働者は声を上げにくいだろうし、3号被保険者はもう労働者ではないから、反対の意見は聞こえてこないのをよいことに、3号被保険者を抹殺するみたいなことをいっているんだろう。特権階級者として、一般労働者のことが見えなくなっているのではないだろうか。

政治闘争の中に入り込みすぎるような連合は、もう要らないんじゃないかな。それが、現状の組合組織率の低下にもあらわれているんじゃなかろうか。労働者の生活を守るための賃上げや経済闘争といった、原点に戻ることをしない連合にraison d'etreはあるのか。物価高、人出不足の今こそ、これまでの失われた30年を取り戻すための活動をしないんであれば、もはや無用の長物としかいえなくなるぞ、連合さん。



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