ブラックフライデー

 厳しい寒気が北の方から降りてきているらしい。いつもは昼間は温室のようになる居間も、底冷えがするように足元が冷たく感じてしまった。室内の温度も、なかなか上がらないままだ。さすがに12月ともなると、本格的な「冬」と感じるようになるものだ。



Amazonのブラックフライデーは昨日で終わってしまった。そして、今度は楽天のスーパーセールがやってくると広告が囃し立てている。確か、楽天もブラックフライデーを11月末にやっていたはずなのに、12月はスーパーセールをかませてくるとなると、なんだか毎月セールをしているようなもんだ。



これでは、楽天に出店しているところも経営が大変だろう。セールばかりが続くと、利幅が小さくなるので利益確保が困難となるのではないかと、他人事ながら心配してしまう。

σ(-"-) が若いころというか、40年ほど前は大幅割引は季節の終わりの終売がそうだった。夏物は8月初旬が過ぎ、お盆のころからセールとなっていた。また、冬物も歳末セールからはじまり、1月の中旬くらいから季節門処分でバーゲンとなっていた。

それが、どんどんと時期が早くなり、夏物は7月の最盛期にバーゲンセールがはじまっているし、冬物も年内の12月にはバーゲンが始まっているみたいだ。これは、当初から値下げをしているようなもので、利益をとるのは大変だろうと思う。それでも、他所よりも早く値引きをしないと、客をとられて結局売り上げも立たなくなるから致し方ないのかもしれないが、なんだか定価の意味がよくわからなくなる。おまけに利益も取りづらいだろうから、商売も大変になってくる。



そして、近頃わからないのが、ハローウィンとかブラックフライデーといった、アメリカの販促が日本にも無理やり入れられていることだ。クリスマスやバレンタインはすっかり定着している。

かたや、アメリカの販促ではないけれども、恵方巻きも、定着させようと販促を大展開している。関西地方だけで行われていたものを、なんとか全国的な行事として流行らせたいみたいだけれども、なんだか本来の意味あいのものからずれてきてしまっていると感じている。もう、お店の儲けのために企画された、浮かれた行事みたいだ。



この先、きっと日本でもブラックフライデーも定着してしまうことなんだろう。ところが、嫁さんが言うには「割引は大きく見えるけど、定価からの割引だからそう見えるだけ。いつも販売している価格からするとそこまで大きな割引とはなっていない」らしい。

ブラックフライデーのお値段は少しはお得だけれども、宣伝でいうほどでもないので、買う方としては踊らされることはないのかもしれない。そりゃ、お店が損してまで安売りをする訳ないわな。なので、今年のブラックフライデーでは何も買わずに過ごしました。

これからも、色々なセールに踊らされて財布のひもをゆるめていると、ネットでいわれている「老後破綻」にまっしぐらになってしまう。気を付けなければ・・・

まだ、年金支給額の通知も来ていないことだし、これからの生活先行き不透明なんだから。浮かれず、締めすぎず、無駄に踊らされないで、この先の生活をしていくこととしよう。けど、これから年末・年始・クリスマスと浮かれることが多いんだよなぁ・・・・・





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