たくましいなぁ

 天気は下り坂に向かっているらしく、太陽は顔をださないままの曇り空が広がっている。散歩に出かけたけれども、昨日までと同じ薄手の長袖シャツにパーカーを羽織っていたけれども、少し寒いくらいの感じがした。

太陽がでていると、歩いているうちに熱くなってくるのだけれども、今日は歩いていても熱くなることはなかった。いよいよ、冬の到来となるのかもしれない。



街を歩いている時に、相当前をサンタさんのように袋を掲げて歩いている人が見えた。遠く離れているのでよくわからないが、袋の中には飲み物類が入っているように思えた。

こちらは手ぶらなので歩くスピードは速く、相手は荷物を2~3袋抱えているので遅いため、いつしか追いついていた。

よく見ると、サンタさんの袋のようにして持っていたのは透明なごみ袋のようである。で、中には空き缶がぎっしりと入っている。町中の自動販売機等の飲んだ後の缶を入れる箱から、空き缶を回収しているようだ。



アルミ缶とはいえ、袋いっぱいに入っているから結構な重さになっていると思われる。それを二つも三つも一人で持っているのだから、相当の重さなんだと思う。大変な力仕事だなぁ。多分、夜なんかになるとグッスリと眠れるに違いない。

ところが、空き缶を背たろったサンタさんは急にたちどまって休憩をしだした。おやっと思いつつも歩いていると、その先には台車に空き缶を載せて空き缶回収をしている同業の方がいらっしゃる。そうか、目の前にいたサンタさんはすでに先人が回収をしていることが分かったから、休憩しだしたのか。

ひょっとすると、縄張りとかがあって入っていってはいけないのかもしれない。調べると、アルミ1キログラムで100円となるらしい。あまり実入りのいいものではなさそうである。そのうえ、競争や競合が多いとなると、こりゃ大変な作業だわ。

つい8月まで東京に単身赴任していた時、σ(-"-) の部屋のそばに自販機の空き缶回収箱があったけれども、毎週のように回収の容器はあふれかえっていた。空き缶を捨てようにも、箱に入らない状況が続いてしまっていた。特に、イベントがあるときなどは瞬間的に満杯になって、捨てるに捨てれないようになって困っていた。

それを考えると、空き缶を回収してくれて、街もきれいになるこの根気のいりそうな作業をし続けてくれているサンタさん、いやぁたくましいなぁ。ありがとう。これからも、頑張ってください。



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