お主も悪よの~~
秋祭りに向けて、電線に町内提灯が吊り下げられている。台風襲来の情報があったからなのか、今年はお盆明けの土日で町内の若い衆が苦労しながら設置されていた。
台風の風に提灯が飛ばされないか、心配していたけれども、そんなに風も吹かなかったので、提灯は一つも飛ばされずに無事でいてくれている。なんとか、秋祭りまで無事に提灯が保つことを祈りたい。
今年の中秋の満月の祭りは9月21日~22日。その後、秋祭りは徐々に南の地域に移りながら、岸和田のだんじり祭りへと引き継がれていく。
こちらの地域は布団太鼓で、南に行けばだんじりへと形態が変わる。どちらも勇壮なお祭りだけに、こちらの地域の人たちの気合も充分に上がってきている。仕事よりも、お祭り命となるのが、ここいらの人の心意気。
さて、ここ数か月のニュースでマスゴミを賑わしているのは、兵庫県知事のパワハラ騒動である。既に、百条委員会も動き出しているので、自浄作用がきちんと働いていくことを期待したいものである。
昔から、「40歳を超えたら自分の顔に責任を持て」と教えられてきたことを、ニュースをみながら思い出した。
お代官様が「お主も悪よの~~」というセリフを水戸黄門や桃太郎侍、必殺シリーズなどの時代劇で、子供のころから耳にしていた。その役をしている役者さんが悪いとは言わないけれども、越後屋の顔はこすっからい悪人顔であったのを鮮明に覚えている。
顔の造作というのではなく、雰囲気というか品格というか、それまでの生き様がその人の所作のあらゆるところに表れてくるのだと思う。どんなに顔の造作が良くってイケメン風でも、醸し出す雰囲気が「お主も悪よの~~」といわれる越後屋も企業の中にはたくさんいた。
この副知事さんが泣きながら「守り切れなかったのが残念」と言っている動画を見たとき、なんか「うさんくさいおっさんやなぁ、この人」って、直感的に感じてしまった。
報道が過熱する中で感じたことは、この人は自分を守ることに汲々としていて、上司に言われたら唯々諾々と人の気持ちを踏みにじってきたんだろうなぁ、ということだった。
(上司の意に沿う)仕事はできるので、重用されたのかもしれないが、組織としての本来的な目的達成のための仕事はできない人なんだろう。おそらく自分ファーストだなということ。
会社経営が傾いた時に「この会社を立て直すのが私の責任の取り方だ」という経営者がいるけれども、あんたが経営してきて危機的な状況になったのに、まだあんたが経営を続けたらますます経営が悪化して、この会社は破綻へはっしぐらになるわ~~、ってよく思ってた。そんな時に、従業員も「社長でないと再建できません」とか言い出して、アホちゃうか会社潰す気かいなとあきれ果ててしまった。まるで吉本新喜劇、触らぬ神にたたりなしやで~と退散することにしていた。
近頃の偉そうにしているトップって、サラリーマン社長とか、世襲の代替わりとかで、リスクマネジメントすらできずに、危機的な状況の時には真っ先に逃げようとするリーダーばかりにしかみえない。
危機に陥った時に自分の果たすべき責務を果たさずに、我先に逃げ出して自分さえ助かればよいと思っているんだろう。
そのためなのか、近頃のイロイロな組織のトップになっている方々って、なんだか小物感が半端なく強い気がしてしまう。事なかれ主義で見栄えはよいけど、責任を取らない。人の成果は自分のもの、失敗は部下の責任、って考えている人がトップになっているんだろうな。
確かに学歴は良い、弁は立つ、しかし自ら汚れることはしない。現場の実態をよく知らないまま温室育ちで上に立ってしまったように思えて仕方ない。
今回の兵庫県のケースも、恐らく兵庫県知事とその取り巻きの人達って自分のことしか考えていない、リーダーになってはあかん人たちが揃いも揃って、今の立場になってしまった結果なんだろうなぁ。
あっ、そうそう、当の兵庫県の知事さんのお顔も、
やっぱり相当よろしくない。
上司にはなって欲しくないタイプの顔の人である。
人のふり見てわが身を直せではないが、σ(-""-) も越後屋の顔にはなっていないか、日々の生活を振り返って鏡でチェックしよう。
「お主も悪よの~~」とは言われたくないので、σ(-""-) は この人達には近寄って欲しくないし、近寄りたくはありません。
コメント