高松駅近く昭和レトロなお食事処  西内町「翠洸苑」

  台風3号が発達しながら、日本に近づいてきているようです。またまた、週末は大荒れの天候となるみたいです。この時期に台風が襲来すること自体が珍しいのに、二つ目までもが週末にやってくるなんて、やはり気候変動のせいなのかもしれません。


 さて、今日は高松駅に近くに宿泊された時に、食事にお勧めのお店を紹介したいと思います。駅の近くには、ちょっと一杯飲むお店が集まっている場所もあるのですが、すこし趣があるお店として、西内町の「翠洸苑」をご紹介します。場所はJR高松駅を出て、そのまままっすぐ南に進みます。駅前のコンビニ「ミニストップ」がある交差点を渡って、なおも南にまっすぐ歩いていくと、高松北署の鎮座する交差点を渡ります。高松北署を左に路地をさらに南に進みます。兵庫街のアーケードのすぐ手前に、昔ながらの由緒ある風情で、お店がお待ちしています。

中央通りからなら、兵庫街のアーケードを入って左に曲がる一つ目の角を曲がると、もう目の前に赤ちょうちんをぶら下げたお店があります。

 少し古い建物ですが、引き戸を開けて中に入ると、綺麗に手入れされているのが分かります。店内はとても広くて、テーブルと小上がり、そして個室もあります。居酒屋というよりはお食事処という感じです。
お店は、仲のよさそうなご夫婦でやられています。お料理は大将が担当して、おかみさんがお料理をだしたり、注文を聞いてくれます。

 まずは、今日のお通しをいただきます。お通しは手作りの香川の名物が出されています。マンバのけんちゃんとか、家庭的な煮物、小魚のお浸しなど、その日その日で変わります。いろいろな味に巡り合えて幸せです。

 そして一品目は瀬戸内海に近い街ですから、「タコのから揚げ」がお勧めです。
タコがプリプッリで、アツアツをいただきます。カラッと揚げられてて、ビールに本当によく合います。そして、牛スジの煮込み、しめさば、だし巻き、とり鍋がお勧めの一品となります。
どれをお願いしても、結構、量が多いので取り分けをしながら、いただけます。
おっと、忘れてはいけないのが、「ジャコ天」。
高松駅にも売られているジャコ天は、四国に渡ってきたなら是非食していただきたい。
(ここ翠洸苑の斜め前にある「莨屋」のジャコ天はこの界隈での名物です。)

愛媛県の八幡浜のジャコ天も有名ですが、こちら髙松のじゃこ天も隠れた名品と言えます。やはり瀬戸内海の幸を駆使して作られたじゃこ天ですから、ぜひ一度ご所望していただければ、なるほどとうなづけると思います。駅近くで、ホテルも近隣にありながら、ゆったりと食事ができるこの近辺には欠かせないお店と言えます。

 これだけ食べて、一人あたり3,000円程度です。高松に来た時には、繁華街でのお食事も楽しいですが、駅の近辺での食事も楽しんでみてください。タイムスリップした感じが満載で、古き良き高松の風情が楽しめること間違いないです。

 
 ちなみに、お昼ご飯は、鍋焼きうどんと日替わり定食の二択です。月曜日に良く出される唐揚げ定食がボリュームもあって、人気メニューとなっています。鍋焼きうどんも、甘めの出汁でとっても美味しく、ここのお店のおすすめです。



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