亀戸天神菊祭り
2022年11月頃、近所を散歩していると町内会の掲示板が沢山あることに気づきました。掲示板を眺めてみると、ちょうどこの時期には亀戸天神で菊祭りをしていることが告知されています。そこで、23日の勤労感謝の日に亀戸天神までぶらり、ぶらりと歩きながら言ってみることにしました。
朝、8時30分ごろに家を出て、まずは新大橋通りまで足を進め、そこから東へ向かうことにした。新大橋通りは飲食店が立ち並び、少し奥に入るとスーパーマーケットがあるような、ずいぶんと賑わいのある通りだ。昔ながらのお店もあるし、最近できたような新興のお店もある。
マクドナルドと大阪王将がある三つ目通りの交差点で進行方向を北に向けました。しばらく歩いていくと、堅川に突き当たるところに再開発工事が見える。そこには、中和小学校の生徒達が東京スカイツリーのイルミネーションを企画して描いたものが掲示されています。
堅川を越えて、住宅街(この辺りは、住宅街と工場が混在しています)をさらに東北方向へ歩いていきます。途中、ペットボトルの蓋でつくられた、北斎画を眺めながらゆったりと歩を進めます。
しばらくすると、マンションの入り口に立派な菊が満開の状態です。菊を見るのはここでもいいかとも思いますが、当初の目標である亀戸天神に向けてさらに歩きます。
錦糸町辺りに入って、京葉通りを過ぎると、急に人の数も増えて来ます。さらに、東に歩いていくと錦糸公園が見え、その向かいには新しい商業施設である「オリナス錦糸町」へと続きます。
四ツ目通りを越え船橋屋を曲がると、ようやく亀戸天神です。亀戸天神では、七五三のお参りと、菊祭りの観客で結構な人出となっていました。
屋台や七五三の家族の間をすり抜けながら、菊祭りの会場へと向かいます。中央に菊祭り用の大きな塔をたてていて、その周りに各種の菊を展示していました。
この菊の展示がなんと、壮麗で美しいこと、思わず圧倒されます。菊祭りと告知しているだけあって、多くの方が菊の花を見に亀戸天神に来ています。
菊祭りは境内の奥の方で開催されています。大輪の菊や、群生させた菊、装飾を施した菊など見どころが沢山あり、休みの一日を存分に多能させていただきました。
ちょうどこの期間は「七五三詣り」で境内は盛況となっています。着物を着た親子連れが境内のあちこちで散見されます。その中で、目を引いたのが「鯉」を出世魚として池に放流していました。タイではよく魚の放流や小鳥を空に放しているのは見ましたが、日本では見ました。鯉の稚魚を網ですくって放流板へ向かい、そこで網から稚魚を放流し、放流板の上を水流に乗って池に放流される光景でした。親御さんは放流をするわが子の写真を撮ろうとしていますが、「親の心子知らず」でなかなか放流させないのでシャッターチャンスを逃すまいと幾度もシャッターを切っていました。
子供の健康とこれからも順調な人生を過ごせるようにとの、親の願いがこもっているほほえましい光景でした。親の温かみがじんわりと伝わるってきます。お子さんにはまだわからないかもしれませんが、後からしみじみと温かさが身にしみてくることでしょう。
少子化の現在ですから、みんなが健やかに育って、これからの日本を担う人になってもらいたいものです。
そういえば、子供がこの年頃の時には仕事が忙しくてお参りに行った記憶がないのが、今となっては悲しい思い出です。
秋晴れの中、菊の花を堪能して亀戸天神を後にすることとします。やはり、亀戸天神にきたら、船橋屋の本店によるのが定番のコースのように感じます。元祖くず餅を食しながら、歩いてほてった身体を癒すのがいいかもしれません。
11月23日の歩数 21,457歩(疲れたな~)
七五三すこやかなれと天神へ色とりどりの菊は菊なる
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