せかい昔話  嘘で固めた口実

 猛暑日が連続している。夜になっても気温が下がらないので、寝不足気味になってくる。あんまりにも暑い日が続くので、お昼寝をして睡眠不足を補わないと、夏バテになってしまいそうに感じる。これから、8月に向けてさらに気温は上がっていくと思うとゲンナリしてしまう。




論語、論語、過誤・・・あっ、言い間違えた。

Long Long Ago そう、昔むかしイライラ村にモジタちゃんという爺さまがいたそうな。


モジタ爺さんは、父親とその側近と会議をしている最中に、世界征服を企んでいるジャイアンちゃんに攻撃されてしまいました。その攻撃で、父親とその側近は殺されてしまったのです。あろうことか、モジタ爺さんも生死をさまようような、瀕死の重傷を負ってしまったそうな。もちろん、言葉なども発することもできない、息をしているのがやったの状態だったそうなんじゃが、それは革命防衛隊の中だけが知る極秘事項として秘匿され、世間には今なおジャイアン村への復讐を目指していると言われたのじゃ。


イライラ村はジャイアン村に対して、ジャイアン村のしたことは侵略行為であり決して許せないといきりたちましたとさ。特に、対外的な攻撃を行う革命防衛隊は、自分たちのよりどころであるモジタ爺さんの父親を殺した相手は、命をもって償ってもらわなければならないと文章でもってモジタ爺さんの怒りを表明したそうな。

そんな中、ジャイアン村はイスの村と連携しながら、イライラの村を経済的にも締め上げ、さらにはインフラをさらに攻撃し、ジャイアン村の言い分を聞くように脅してきたんだとさ。経済的な締め上げとインフラへの攻撃により、イライラ村の穏健派の人たちは、ひとまずジャイアン村と停戦するよう協議を続け、これ以上の被害が出ないようにしようとしたそうな。しかし、それでは革命防衛隊のメンツは丸つぶれです。

穏健派がジャイアン村と停戦協議をしている裏で、革命防衛隊はジャイアン村ではなく、近隣の村に攻撃を仕掛けたそうな。そして、街道には関所を設けて近隣の村々の人々の通行を許可ない限りは攻撃をして行き来をできなくしたんじゃ。この関所の管理はモジタ爺さんの命令だと言い募り、穏健派の停戦協議の足を引っ張ろうとする革命防衛隊の跳ね返りの仕業じゃった。このことにジャイアン村は大層憤慨して、さらにイライラ村を攻撃するようになった。


ジャイアン村が攻撃を再開した時の口実は、せっかくの停戦合意事項を守らなかったイライラ村の性だと、そもそもの原因をないがしろにした正当化を図りました。それに反発した革命防衛隊は、モジタ爺さんから「攻撃こそが最大の防御だ。」、「悪の巣窟、ジャイアン村を懲らしめろ。」と言う命令が出されたと言い張りました。モジタ爺さんの意識が戻らないことは、革命防衛隊にとっては勿怪の幸いとも言えたんじゃ。とにかく、すべての口実をモジタ爺さんの性にしながら、自分たちの正当性をアピールできるんだから、モジタ爺さん以上の神輿はいないじゃろうなぁ。革命防衛隊はモジタ爺さんの意識が戻らないことをよいことに、穏健派が交渉していることが気に入らず、勝手に攻撃を仕掛けていたのじゃ。

ジャイアン村でも、燃える水が手りにくくになり、厭戦気分が高まっており停戦を急されていたんじゃ。その足元を見透かして、イライラ村はあることないことを、モジタ爺さんのお言葉として、さらなる攻撃を仕掛けることにしたんじゃ。しかし、悪いことはできんもんじゃ。ある時、なぜモジタ爺さんが父親の村葬という公の場に出てこないのか、モジタ爺さんが姿を現さずに命令だけを出していることに、イライラ村の人たちも不思議に思い出したんじゃ。


そして、ついにモジタ爺さんの意識が戻っていないことが明らかになってしもうたんじゃ。そして、革命防衛隊がモジタ爺さんの言葉だと口実にして、停戦合意をないものにしようと近隣の村々に攻撃をしていたことがあからさまになってしもうたんじゃ。こうなると、革命防衛隊のやっていることはテロ組織のものと変わらなくなってしもうた。穏健派は、革命防衛隊をテロ組織だと認定し、国内防衛の軍隊に革命防衛隊の一掃を命じたのじゃ。

そのため、イライラ村は革命防衛隊のモジタ爺さんを隠れ蓑にしてきたウソがばれたため、村軍と革命防衛隊の内戦状態となってしもうた。それはそれは、凄惨をきわめる内戦状態が繰り広げられることとなってしもうた。しかし、経済的な困窮に追い詰められて、村人たちが穏健派である村軍についたため、革命防衛隊は徐々に力を弱めていった。そして、革命防衛隊にはもうジャイアン村と小競り合いをする余裕もなくなってしもうたんじゃ。嘘で固めて自分たちの利権を守ろうとして、結局嘘がばれて自分たちの存在価値を失くしてしもうたんじゃ。嘘にまみれ、我が世の春を謳歌していた革命防衛隊の砂上の楼閣の夢はついえたんじゃ。人間、嘘をついていると、いつの日にかその嘘はばれてしまい、元も子もなくなるとはよく言われたもんじゃ。

おかげで、ようやく近隣の村々にも平和な日々が戻ってきたそうな。めでたし、めでたし。


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