自分に恥じない生き方

 梅雨の中休みとでもいうんだろうか、昨日までのぐずついていた天気も持ち直したみたいだ。朝から、太陽が顔をのぞかせている。その割には、気温もそんなには上がらずに、結構過ごしやすそうだった。もっとも、歩いている時は少し汗ばむような感じではあったものの、湿度もそんなに高くないのか不快ではなかった。




毎日のように、新しい事件がおきているので、これまでワイドショーでもてはやされていた事件も、数日たつと忘れ去られたかのように話題にされなくなる。そして、4~5年たった後で裁判等の経過報告がなされることもある。経過報告がされれば、そんな事件もあったなぁ~と思い出すけれども、報告もされないまま忘れ去られてしまう事件も多い。

そう、つい先日までワイドショーを賑わしていたのは「新潟県の北越高校ソフトテニス部の生徒がマイクロバス事故により福島県で死亡した」という事故だった。もう、連日のようにバス会社と高校がお互いに責任を擦り付けあって、自分達には非がないというスタンスもあって、マスコミというかワイドショーに恰好の話題を提供していた。


σ(-"-) が特にひどいと感じたのは、この事件でソフトテニス部の顧問が本当のことをしゃべっていないことだと思う。当初は、学校の校長やら管理職に説明会を開いてもらい、その間一切口を閉ざしていた。そして、ようやく説明会の場に出てきたと思ったら、書かれた文章を一言一句間違えないように、ただただ文章を読み上げるだけ。そこには、人間の感情とかははいっておらず、ロボットのような読み上げマシーンの顧問がいた。とにかく、自分に責任が及ばないように、弁護士との綿密なる打ち合わせの上での会見であったのだろう。


本来ならば、事の事実を知っているのはこの顧問とバス会社の営業担当のみである。その一方の当事者が言質をとられないように、弁護士の作成した文章を覚えるでもなく、ただ読み上げているだけ。事の重大さとかが微塵も感じられない会見だった。とにかく、自分の体面と将来に向けての保身でしかない。事件当日、マイクロバスが来た時に”バスの車体に会社名がない”ことはすぐにわかることだろう。そして、運転手は普段着で制服の着用もしていない。これだけでも、バス会社のバスと言い張れる頭の構造がσ(-"-) には理解できない。生徒をマイクロバスに乗せて、荷物が一杯で座る場所もないって、そんなに生徒が一杯の荷物を運んでいるのか。さらに、相手高校までの道順を運転手が知らないので、顧問自らがマイクロバスのナビに入力をした。どうみても、この顧問はマイクロバスがバス会社のモノではないことを充分に知った上での行動としか思えない。さらに、最初のうちはバスの後ろを自分で運転する自分の車で追従していた。運転していたら、前のマイクロバスのナンバーが「わ」ナンバーであることは嫌でも目に入ってきているはずだ。

それでも、この顧問も学校もマイクロバスの事故については、バス会社の責任にしようとしている。ほんと、弁護士って依頼人の利益のために動く商売なんだけれども、今回はあまりにもひどすぎる。どうみても、真っ黒の状況証拠を少しでも責任回避のグレーゾーンへと導くような、屁理屈をこねているとしか思えない。モラルの微塵も感じられないひどい対応だと思う。痛ましい事故を二度を起こさないためにも、当事者たちが責任を擦り付けるのではなく、原因究明と二度とこのような事故が起こらないような制度に改めることが重要なんだと思う。そのためにも、せめて、顧問が本当のことを言ってくれないと、亡くなった高校生はホント浮かぶ瀬もないよなぁ。


この顧問っていう人も北陸高校の先生なんだそうだから、「嘘をついてはいけない」とか、「卑怯なことはしてはいけない」って常日頃から言っているはずだ。さらには、「自分に恥じない生き方をしなさい」位のこともいっているだろう。この顧問のどの口からそんな言葉が出せるんだろう。とにかく、今回の事件で逃げ切って、人生の安泰を確保できればよいっていう、こんな顧問の姿勢をみていて、この高校の学生たちは果たして「自分に恥じない生き方」ってできるんだろうか。”逃げたもん勝ち”とか、”屁理屈をこねてでも正当化すれば世の中はなんとかなる”、”嘘も百回重ねたら、本当になるんだ”って、勘違いしやしないかな。そちらも心配だ。




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