ここが変だよ、指定ゴミ袋

 台風6号は沖縄から鹿児島に近づき、今日中には高知に近づいていくようだ。各地で大きな被害をもたらしているみたいである。こちらの地方は今夜はんから明日の早朝にかけて台風6号が近づいてくるらしい。多分、台風が最接近している頃は、夢の中にいるんだろうな。




ホルムズ海峡が封鎖され以来、日本では数隻のタンカーしかホルムズ海峡を通過できていない。おかげで、原油が足りなくなるとマスコミは煽っている。その最たるものは、原油由来のナフサが不足しているという事だ。食品のパッケージはもとより、インクも溶剤も不足しており、値段が高騰している。そのことを、マスコミは鬼の首を取ったかのように、声高に言い募っている。

そして、あろうことか”ごみ袋”までもが不足しているらしい。ゴミ袋は”エチレン”が原料なので、不足するとは思えない。おそらく、市が指定をしている”ごみ袋”が不足しているのだろう。これは、トルエンを原料とするインクの不足のせいで、ごみ袋に市の特定するよとの印刷ができないためなんだろう。


近ごろは、市の指定しているごみ袋以外でもゴミの収集をしていると、マスコミは原油由来のナフサ不足をさらにあおっているようだ。

ところで、ゴミの収集って市税から行うものではないんだろうか。家庭や会社などから出るごみの回収と処理には、多額のお金がかかる。市町村など街をきれいにするために、税金が使われているはずだ。かつて、石原慎太郎氏が東京都知事だったころ(どんだけ、昔のことやねん)、赤字企業が税金を払わずにゴミを出しているのはけしからんとか言って、企業には外形標準課税をかけるとか騒いでいたほどだ。(ソフトバンクみたいに、投資をしまくってワザとに赤字にしている悪徳企業が多すぎたからなぁ・・・)


そんな、税金で賄っているはずのゴミの収集や処理に関して、ある特定の市町村では独自のゴミ袋を指定して、それ以外のゴミ袋を使用しているゴミは収集しないこととしている。ゴミの収集や処理について、莫大な費用が発生する。その費用を賄うために、市の指定したゴミ袋を購入させるというのは、なんだかおかしな話に思えてならない。これって、その市町村に住んでいる住民に対して、その市町村で決めている税率以上の税金を課しているのと同じことではないのだろうか。

市町村の財政が大変なので、ゴミの収集や処理については受益者負担を課す、という御大層な名目を立てるのはいいけれども、その前に、税金の使い道に無駄はないのだろうか。なんだか、旧態依然とした行政のありかたやら、非効率的な縦割り行政にはメスを入れずに、足らないものは、錦の御旗を立てて取り立てようという、お上の発想のニオイがプンプンとしてくる。税金って、公平でわかりやすいというのが原則のはずじゃなかったっけ?ゴミ袋を指定して、通常のゴミ袋以上の値段をつけて住民に売りつける。これって、まるで人質をとって無理やりにお金を徴収しているようなもんだ。だって、その指定のゴミ袋以外はごみの収集をしてくれないんだもん。しかも、家庭で出すゴミってお金持ちであれ、貧乏であれ、そんなに量が代わるとは思えない。となると、税の公平性という側面からすると、変な理屈を行政が作っていることになる。


企業のゴミの場合は、産業廃棄物の業者に頼っている所もある。あるいは、企業活動によって出てくるゴミについては、その事業者が責任をもって産業廃棄物として処理することを義務付けるのならば理解はできる。

しかし、一般家庭のゴミ収集と処理について、市町村特有のゴミ袋指定というのは、とてもおかしな理屈のように感じる。今回の、ナフサ不足によって市町村のおかしな制度が浮き彫りにされているんだから、マスコミさんはこのゴミ袋指定の歪さを指摘したら、少しは世のためになるんじゃないのかな。もっとも、大きなお世話なんかもしれんけどな。だって、長いものに巻かれまくって、世のためになることは言わない、今指摘しないといけない大事なことは見ない、関わると面倒になりそうなことは聞かないって、人の風上にも置けないような記者が跋扈してるんだもんなぁ。




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