禍福は糾える縄の如し

 今日も夏日となったほどに、気温は上昇した。風はさわやかなのが、救いとでもいえるような日であった。気象予報では、来週からは本格的に暑くなるという予報が全国的に出ている。過ごしやすいのも、今週末までという事みたいだ。




カルビーのポテトチップスの袋を白黒にするというニュースがYahoo Newsで流れている。やはり、ナフサの不足が影響しているらしい。写真で見たけれども、白黒の包装になっているポテトチップスはなかなか衝撃的だった。なんせ、色で味を覚えこんでいる面もあるので、白黒の包装の商品をみただけでは、一瞬どんな味なのか想像できなかったや。


アメリカとイスラエルによるイランとの戦争が、まさか、こんな形で日常生活にここまで影響するとは想像できなかった。かつての第一次オイルショックの頃のトイレットペーパーパニックも本当に紙が不足していたのかもしれないな。それでも、あの頃には包装紙を白黒にするようなところまでの不足感は感じなかった。そして、直に収束していったような気がしないでもない。もっとも、その後のインフレは続いていったのは覚えている。今回も、この後に更なる価格上昇というインフレの波が押し寄せてくるんだろう。そして、一旦上がった物価は下がることなく、その価格が基準となっていくんだろうな。


原油はホルムズ海峡を、かれこれ3か月近くも封鎖されて届かかなくなっている。ごく稀に海峡を通過して微々たる量の船が日本へ原油を持ち込んできている。原油由来のナフサが足りなくなっていることは、もう周知の事実なんじゃなかろうか。マスコミが建築業者なんかを使って、ナフサ由来のシンナーがないとか、ナフサ由来の商品が不足しているので工事ができないと言わせまくっている。それでも、高市総理は引きつった笑顔を顔に張り付けながら、「大丈夫、大丈夫」っていっている。なんの具体的なこともいわず、ただただキャッチフレーズとしての「大丈夫」というお題目を唱えているようだ。しかも、今回は力なく大丈夫を繰り返しているだけ。いつもの、お得意の威勢の良いキャッチフレーズは出てこないままだ。ということは、ナフサの不足って本当は相当やばいってことじゃないの。


やっぱり、政府が「大丈夫、充分在庫があります」なんて言う時は、本当は在庫が枯渇している時の常套句なんだろう。おそらく、この騒動が収まった後々で、高市総理は人々が混乱しないように”嘘も方便”として使いましたとか、中間業者が買い占めをしないように安定供給を続けるために、”嘘も方便”として使ったのと、強弁していくんだろうなぁ。というか、それまで高市総理が総理の座にしがみつけているのか、どうかもわからないんだけどね。

歴史上には、取り付け騒ぎなんてことも起こったことがあった。そういった、暴動を起こさないためにも、高市総理をはじめとした政府は「ナフサは1年分は在庫があり、当面は大丈夫」なんて空手形をきっているんだろう。おコメの時も、「在庫は十分にある」とか、「秋になれば新米が出てくるから大丈夫」なんていいながら、JAの思惑通りにおコメの値段を上げることに力を費やしていた。庶民の日常生活を犠牲にしてでも、利権を守ろうとする政府官僚の思惑通りに事はすすんだ。豊作だったはずのおコメなのに、いまだに米価は一向に下がらない。JAにしてやられたところだけれども、農水省としては自分たちの利権を守ることに必死だったんだろう。


考えようによっては、インク不足を口実に白黒の包装にするって、すごい宣伝効果があったんじゃなかろうか。自社で宣伝しなくても、ニュースで当面の間は無料で宣伝してくれる。そして、ワイドショーが追いかけてくるので、宣伝効果としては通常のCMよりははるかに効果の高いものであったんだろうなぁ。このニュースをみて、宣伝効果を狙って追随する会社もあるかもしれない。でも、二番煎じの会社は、そこまでの宣伝効果は期待できないだろうな。販促効果としては、一番に行動を起こしたCalbeeさんは”してやったり”って、ほくそ笑んでいるのかもしれない。でも、色って重要なブランド構成の一部だから、このことによってブランド価値とかブランドイメージを棄損しなければ良いけれども・・・”禍福は糾える縄の如し”っていうくらいだかね。


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