外食産業は安心を提供できるのか
今日も穏やかな日差しの日となっている。桜の花も散り始めていて、入学式を迎える新入生には花びらの歓迎のようにもみえる花道を、学校へと向かっている。今年の新入生は、記憶に残る桜の花の歓迎を心に刻んでいることだろう。
すき家が揺れている。鳥取県のお店で、ミッキーちゃんがお味噌汁に入っていたらしい。そして、次には東京のお店でテイクアウトの商品にGちゃんが混入していたらしい。う~~ん、すき家さんねぇ~~。連続しての異物混入はまずいんじゃない?これを受けて、全店舗で一斉に休業して、営業の立て直しを図ることにしたらしい。
かつて、σ(-"-) 現役のころは2~3回程度すき家さんに行ったことがある。事務所の斜め前に、すき家さんがあり、お昼ご飯に遅くなってしまったときに、午後の仕事に間に合うようにと思って、利用をさせてもらった記憶がある。
こちらは、時間がないのですぐにでも食べられると思って、すき家さんに行かせてもらった。しかし、従業員が少ないのか、なかなか注文に来てくれない。で、注文に来てからも、出てくるまでに時間がかかる、かかる。どこまで、牛丼を作りにいっているんや、っていうくらい出てくるのが遅い。
結果、午後の仕事にまにあわなかったという、あほみたいなオチがあった。
そりゃそうだわ。従業員は最低の(多分)二人でオペレーションをしていた。そのせいか、食べた人の食器を下げることもしないから、テーブルは常に満席のままだった。従業員さんは、とにかく注文の料理を出すだけで精いっぱいで、ほかの作業をこなすことが難しいほどの状態だった。
あと数人でもいれば、食器の跡片付けとか、食器洗いもできるんだろうけれども、とにかく最小限の従業員しかいないんだから、後から入っていくと、とてもじゃないけれども食事にありつくまでに時間がかかり過ぎてしまう。
そういえば、かつては深夜営業でも最小限の人数で店舗を運営しているから、結構、強盗事件が多発していた。企業としては利益の最大化を目指しているんだろうけれども、あんまり食事をしたいとは思わない店舗になってしまっていた。
いまだに、24時間営業をしていたすき家さん、ついに24時間営業はしないこととしました。しかし、それは午前3時から午前4時の一時間を集中的に清掃に充てるという事らしい。どうも、ゼンショウっていう会社は利益志向が強すぎるようだなぁ。今回の異物混入(ミッキーちゃんや、Gちゃん)をあまりにも軽く見過ぎているんじゃないの。
働く側のことを考えたら、終電前には店舗を閉めて、始発から開店というのが24時間営業をやめる場合の最低限の在り方じゃないのかな。たった、1時間で清掃できるって思っているのかな。その時間、適当にしても本社にはわからないんだし、手抜きが増えそうな気もするな。
労働人口が減少しているって言われているんだから、このまま24時間の稼働を前提に店舗運営をしても、労働者の確保が困難になるんじゃないのかな。最低賃金もあがっていき、時給も相対的に上がるんだから、営業時間短縮を視野に入れなきゃいけないんじゃなかろうか。
年中無休をしているため、店内の害虫駆除の消毒もできないだろう。ビジネスモデルを見直していく転換点に、今回の異物混入がなるのであれば良いのにと、心の底から思う。
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